日ケミコンが気配値で水準切り上げる、コンデンサー好調で22年3月期営業利益倍増へ
日本ケミコン<6997>が急動意、気配値のまま株価を上昇させている。4月21日の年初来安値1621円をターニングポイントに5日移動平均線を絡めた戻り相場を演じてきたが、きょうは一気に戻り足を加速させ2000円大台復帰を視界に入れている。同社は10日取引終了後に発表した22年3月期業績予想は営業利益が前期比2.1倍となる62億円を見込んでおり、これが株価を強く刺激する格好となった。ICT市場ではリモートワークの普及や巣ごもり需要などを背景にパソコンやゲーム機関連の販売が伸び、同社が手掛けるアルミ電解コンデンサーの需要が喚起される形となった。更に、車載向けコンデンサー需要も拡大傾向を強めており、今期業績に反映される見通しだ。
株探ニュース