メタバース事業に参入、新常識 の 活用・推進を図る
ピアズ<7066>は5月1日付で、株式会社イーフロンティアを子会社化した。イーフロンティアは3D グラフィック、AI×ゲームソフト開発、AI×画像処理等において専門性を有するソフトウェア開発企業で、今後イーフロンティアの持つ3Dグラフィック技術や、AR 及びVR 関連分野でのチャネル等を利活用し、ピアズはメタバース事業を展開する。
メタバースとは、コンピュータネットワークの中に構築された、現実世界とは異なる3次元の仮想空間で、企業や2021年以降新たに参入した人々が集まっている商業的な空間が主にそう呼ばれる。利用者はオンライン上に構築された3DCGの仮想空間に世界中から思い思いのアバターと呼ばれる自分の分身で参加し、相互にコミュニケートしながら買い物やサービス内での商品の制作・販売といった経済活動を行なったり、そこをもう一つの「現実」として新たな生活を送ったりすることができる。
ピアズでは今後、仮想空間内でスポーツイベント、音楽ライブ、展示会、上映会などを開催することを目指し、バーチャルタレント、バーチャルアーティストのプロデュース・運営も行っていく方針。
ピアズは「New Normal Acceleration」を掲げ、変化の激しい時代だからこそ、新たな常識が生まれ、その新たな常識を活用・推進することを事業ミッションとしている。これまで同社は、モバイルの分野において販売代理店が運営するキャリアショップや家電量販店に対し、販売を委託する通信キャリアに代わり、業界知見や販売経験を有する同社コンサルタントが各店舗において抱える運営課題や販売課題に対する解決策を提案し、販売チャネルを総合的に支援し、スマートフォンの活用・推進を図ってきた。また新型コロナウイルスの感染拡大以降は、リモートワークが普及し、公共インフラとして需要が急拡大しているRemoteworkBOX(遊休スペースや空室物件などを活かしたセキュアな個室型マイクロオフィスサービス)を各地に設置している。2022年2月には公衆個室ブース稼働台数シェアNo.1(日本マーケティングリサーチ機構調べ)を獲得し、新たな収益の柱として成長を図っている。今後広く普及が期待されるメタバース領域においても、これの活用・推進を図る方針である。
《FA》
株探ニュース