リグア---22年3月期は2ケタ増収、接骨院ソリューション事業の売上高が順調に推移
リグア<7090>は10日、2022年3月期連結決算を発表した。売上高が前期比 19.2%増の32.02億円、営業利益が同35.9%減の1.58億円、経常利益が同37.1%減の1.51億円、親会社株主に帰属する当期純利益が同54.0%減の0.72億円となった。
接骨院ソリューション事業の売上高は前期比28.4%増の23.25億円、営業利益は同31.9%減の1.34億円となった。ソフトウェアでは、接骨院向け患者情報管理システム「Ligoo POS & CRM」とレセプト計算システム「レセONE」の機能を併せ持った「レセONEプラス」を積極的に販売したが、大型案件の受注があった前年に比べて減収となり、売上高は同24.0%減の3.81億円となった。機材・消耗品では、接骨院での自費施術メニューの拡大をサポートする為のツールである機材や消耗品及び同社コンサルティングノウハウを集約した接骨院向けの運営教材等の販売を行った。また、2021年6月より「Dr.Supporter」を販売した結果、売上高は同49.0%増の11.04億円となった。教育研修コンサルティングでは、接骨院における新規利用者のWeb集客を目的としたWebコンサルティング及び各顧客の需要に合わせた継続型のコンサルティングを行った。また、接骨院の幹部または幹部候補者等向けの研修プログラム「GRAND SLAM」や経営者向けの「経営実践塾」等を展開したこと等により、売上高は同73.0%増の5.81億円となった。請求代行では、接骨院等における事務負担の軽減を目的とした療養費請求代行サービスを展開した結果、売上高は同11.6%増の2.58億円となった。
金融サービス事業の売上高は前期比0.0%増の8.77億円、営業利益は同51.6%減の0.24億円となった。保険代理店では、オンライン営業にて募集行為を行ったほか、接骨院ソリューション事業において構築された接骨院ネットワーク及び提携先からの紹介先に対し、生命保険及び損害保険の販売を行った結果、売上高は同4.2%増の3.95億円となった。IFA(金融商品仲介業)では、オンライン営業や電話対応により、顧客への丁寧な対応を行ったことで、口座数と預かり資産が増加した。一方で、世界的な金融の引き締め等の影響で金融マーケットが軟調に推移し、販売手数料が減少したこと等で、売上高は同6.6%減の4.63億円となった。その他では、一般事業会社の財務コンサルティングを受託したことにより、売上高は0.18億円(前期は1,200千円)となった。
2023年3月期通期の連結業績予想については、売上高が前期比4.1~10.4%増の33.35~35.35億円、営業損益が0.64億円の損失~同47.3%減の0.83億円の利益、経常損益が0.77億円の損失~同53.3%減の0.70億円の利益、親会社株主に帰属する当期純損益が0.62億円の損失~同52.1%減の0.34億円の利益を見込んでいる。
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株探ニュース