JIA、上期経常を4.8倍上方修正、通期も増額
7172ジャパンインベストメントアドバイザー【連結】
業績修正PDF
ジャパンインベストメントアドバイザー <7172> [東証P] が7月20日大引け後(15:00)に業績修正を発表。23年12月期第2四半期累計(1-6月)の連結経常利益を従来予想の5.4億円→26億円(前年同期は67億円)に4.8倍上方修正し、減益率が91.9%減→61.2%減に縮小する見通しとなった。
上期業績の好調に伴い、通期の連結経常利益も従来予想の22.6億円→34億円(前期は58.9億円)に50.4%上方修正し、減益率が61.7%減→42.3%減に縮小する見通しとなった。
株探ニュース
会社側からの【修正の理由】
当第2四半期連結累計期間の業績につきましては、主力事業であるオペレーティング・リース事業が、下記2点の要因...
会社側からの【修正の理由】
当第2四半期連結累計期間の業績につきましては、主力事業であるオペレーティング・リース事業が、下記2点の要因によって好調に推移したことが寄与し、予想を大幅に上回る見込みとなりました。また、同事業の商品組成が順調に進んでいることを踏まえて、通期業績につきましても、売上高、各段階利益の上方修正を行います。なお、売上高の当初計画からの増減率が各段階利益の増減率よりも小さくなっております。その背景といたしましては、今期新たに販売開始した、不動産小口化商品の売上計上基準が期初予想の前提と変わったことが要因です。期初予想時点では、不動産小口化商品の販売スキームが確定しておらず、総額売上(物件調達額含めた売上高)となる前提で業績予想を作成しておりました。しかし、その後のスキーム確定に伴い、純額売上(販売額と仕入額の差額を売上高)となりました。1. (オペレーティング・リース事業)好調な商品出資金販売の影響オペレーティング・リース事業において、下期偏重としていた商品出資金販売が、期初予想以上に好調に推移いたしました。期初計画では、126億円としていた商品出資金販売額は、343億88百万円の実績となりました。(表1参照)販売好調の背景といたしましては、以下3つの要因が挙げられます。 1.投資家の需要が底堅いこと 2.日本型オペレーティング・リース投資商品(JOL/JOLCO)市場における品薄感があったこと 3.商品性が顧客ニーズにマッチしたこと【表1:商品出資金販売額の推移】(単位:百万円) 期間 2018年 2019年 2020年 2021年 2022年 2023年出資金販売額 上期 43,491 39,390 53,074 23,289 28,541 33,568 通期 92,394 104,181 79,301 49,475 50,188 (予想)80,000組成実績も順調に積み上げ、6月末時点の商品出資金残高は、816億30百万円とコロナ禍以前の水準を確保しております。(表2参照)【表2:商品出資金残高の推移】(単位:百万円) 2018年 2019年 2020年 2021年 2022年 2023年 期末残高 期末残高 期末残高 期末残高 期末残高 6月末残高JIA連結 商品出資金 51,063 82,372 28,431 20,111 46,587 81,630Bleriot社 出資金 1,794 14,654 20,514 32,082合計残高 51,063 82,372 30,225 34,765 67,101 113,713※Bleriot社とは・・・持分法適用会社 Bleriot Aviation Leasing Designated Activity Company※Bleriot社出資金とは・・・持分法適用会社であるBleriot社が有する、株主からの出資金。当該出資金は、当社グループによるオペレーティング・リース事業に活用することを目的とした、航空機の取得代金となります。2. (オペレーティング・リース事業)好調なリース付航空機トレーディングの影響オペレーティング・リース事業の収益の柱は、日本型オペレーティング・リース投資商品(JOL/JOLCO)の小口販売です。今期は、それ以外に、リース付航空機1機単位のトレーディング収益が、大きく寄与いたしました。前期までにも、トレーディング収益の実績はありましたが、当社グループの強みである中古航空機のオペレーティング・リースアレンジ力を活かせる分野であり、今後もトレーディングによる収益獲得強化を図ってまいります。【リース付航空機 トレーディング実績の推移】 2020年 2021年 2022年 2023年第2四半期リース付航空機トレーディング実績 1機 4機 0機 3機※1機あたりの収益は、物件や為替状況によって変動します。
業績予想の修正
今上期【修正】
| 決算期 | 売上高 | 営業益 | 経常益 | 最終益 | 修正1株益 | 修正1株配 | 発表日 | 会計基準 |
|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
| 旧 23.01-06 | 6,870 | 1,260 | 540 | 500 | 10.3 | 9.92 | 2023-02-10 |
連結 |
| 新 23.01-06 | 8,900 | 3,200 | 2,600 | 1,700 | 34.9 | 9.92 | 2023-07-20 |
連結 |
| 修正率 | +29.5 | 2.5倍 | 4.8倍 | 3.4倍 | 3.4倍 | % |
今期【修正】
| 決算期 | 売上高 | 営業益 | 経常益 | 最終益 | 修正1株益 | 修正1株配 | 発表日 | 会計基準 |
|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
| 旧 2023.12 | 18,340 | 4,000 | 2,260 | 2,000 | 41.0 | 19.85 | 2023-02-10 |
連結 |
| 新 2023.12 | 19,300 | 5,000 | 3,400 | 2,400 | 49.2 | 19.85 | 2023-07-20 |
連結 |
| 修正率 | +5.2 | +25.0 | +50.4 | +20.0 | +20.0 | % |
今期の業績予想
上期業績
| 決算期 | 売上高 | 営業益 | 経常益 | 最終益 | 修正1株益 | 修正1株配 | 発表日 | 会計基準 |
|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
| 22.01-06 | 12,527 | 1,501 | 6,705 | 5,323 | 109.4 | 9.92 | 2022-07-29 |
連結 |
| 予 23.01-06 | 8,900 | 3,200 | 2,600 | 1,700 | 34.9 | 9.92 | 2023-07-20 |
連結 |
| 前年同期比 | -29.0 | 2.1倍 | -61.2 | -68.1 | -68.1 | % |
今期【予想】
| 決算期 | 売上高 | 営業益 | 経常益 | 最終益 | 修正1株益 | 修正1株配 | 発表日 | 会計基準 |
|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
| 2021.12 | 14,105 | 3,773 | 4,704 | 2,921 | 60.2 | 19.85 | 2022-02-10 |
連結 |
| 2022.12 | 18,045 | 1,298 | 5,897 | 4,412 | 90.6 | 19.85 | 2023-02-10 |
連結 |
| 予 2023.12 | 19,300 | 5,000 | 3,400 | 2,400 | 49.2 | 19.85 | 2023-07-20 |
連結 |
| 前期比 | +7.0 | 3.9倍 | -42.3 | -45.6 | -45.7 | % |
- ・「予」:予想業績、「旧」:修正前の予想業績、「新」:修正後の予想業績、「実」:実績業績、「変」:決算期変更
- ・ 会計基準および日本会計基準における[連結/非連結]決算区分は右端項目に表記しています。 「連結」:日本会計基準[連結決算]、「単独」:日本会計基準[非連結決算(単独決算)]、「米国」:米国会計基準、「IFRS」:国際会計基準
- ・[連結/非連結]決算区分の変更があった場合は、連続的に業績推移を追えるように、連結と非連結を混在して表示しています。
- ・前期比および前年同期比は、会計基準や決算期間が異なる場合は比較できないため、「−」で表記しています。
- ・米国会計基準と国際会計基準では、「経常益」欄の数値は「税引き前利益」を表記しています。
- ・前期比および前年同期比は、会計基準や決算期間が異なる場合は比較できないため、「-」で表記します。同一の会計基準内で規則変更が行われた場合については、変更は考慮せずに比較を行っています。
- ・予想1株利益、予想1株配当は期中に実施された株式分割など新株発行を反映した現在の発行済み株式数で算出しています。そのため、会社発表の数値と違う場合があります。
- ・業績予想がレンジで開示された場合は中央値を表記しています。
「決算速報」「個別銘柄の決算ページ」で配信する最新の業績情報は、東京証券取引所が提供する適時開示情報伝達システム(TDnet)において、 上場企業が公表する決算短信と同時に配信されたその企業自身の作成によるXBRL(企業の財務情報を電子開示するための世界標準言語)に基づいたデータをそのまま使用しています。 また、業績予想がレンジで開示された場合はレンジの中央値を予想値として採用しています。なお、この配信されたデータには、新興企業を中心に誤ったデータが配信される場合が希にあります。 投資判断の参考にされる場合は、より正確な決算短信のPDFファイルを併せてご確認くださいますようお願いします。