フタバがカイ気配スタート、今3月期営業64%増益見通しで物色人気集中
フタバ産業<7241>は寄り付きから物色人気が集中し、カイ気配スタートで急速に底値圏離脱の動きをみせている。トヨタ系の自動車部品メーカーで骨格プレス部品を手掛け、自動車のマフラーでは国内最大手に位置する。27日取引終了後に発表した22年3月期決算は営業利益が前の期比21%減の61億1500万円と減益となったが、従来計画の50億円からは10億円以上も上振れして着地した。トップラインは2割強の増収となっている。また、23年3月期の営業利益は前期比64%増の100億円と急回復を見込んでおり、これが投資資金を呼び込んだ。旺盛な自動車需要を背景に骨格部品やマフラーの売り上げが全体業績を押し上げる見通し。更に同日、発行済み株式数の0.25%相当の23万株を上限とする自社株買いを実施することを発表、これも株高を後押ししている。
株探ニュース