ミクニが商い膨らませ急騰、ディープバリュー株でCO2削減技術やEV展開も評価
ミクニ<7247>が全般地合い悪のなか急動意、商い急増のなか一時12%高の337円まで駆け上がる人気となった。独立系の自動車部品メーカーで、主力の燃料噴射装置関連ではCO2排出削減技術で先駆し優位性を発揮する。海外では経済成長が著しいインドでの自動車需要拡大に照準を合わせ、新規受注の拡大を背景にVVT(可変バルブタイミング機構)の増産投資に乗り出すことを発表している。このほかEVトラック向け電動オイルポンプなどへの商品展開も期待されている。株価指標面でも見直し余地が大きい。PERが7倍台であることに加え、配当利回り3%超の有配企業にもかかわらずPBR0.3倍台という超割安水準に放置されており、ディープバリュー株としての側面を持つ。300円近辺の値ごろ感と合わせ、水準訂正高を見込んだ投資資金の食指を動かしている。
株探ニュース