太平洋工が後場に上げ幅拡大、投資有価証券売却で24年3月期最終益・配当予想を増額修正
太平洋工業<7250>が後場に上げ幅を拡大し、昨年来高値を更新した。18日、24年3月期の業績と配当予想の修正を発表。有価証券の売却に伴い特別利益を計上する見込みとなったことから、最終利益予想を35億円増額して150億円(前期比61.3%増)に見直した。あわせて、これまで22円としていた期末配当予想について、特別配当27円を含めて55円に見直すと開示しており、これらを好感した買いが集まったようだ。
政策保有株の見直しや資本効率の改善を目的に投資有価証券を売却した。売却益の概算額は150億円。一方、同社はフランスと韓国の連結子会社に関する固定資産について、概算で62億円の減損損失を計上する見込みとなった。今期の売上高と営業・経常利益予想は据え置いた。修正後の年間配当予想は77円(同35円増配)となる。
株探ニュース