7447東証P貸借
業種 卸売業

ナガイレーベン 株価材料ニュース

2,344
-30
-1.26%
業績
(15:00)
PTS

(ー)
株価は20分ディレイ

ナガイレーベ Research Memo(9):配当性向50%以上(単体ベース)を公約、年間配当は60円を予想

特集
2020年10月20日 15時09分

■株主還元策

ナガイレーベン<7447>の自己資本比率は89.3%(2020年8月期末)に上っており、財務内容は安定している。さらに、同社の業態から考えると、利益が急速に悪化する可能性は低く、収益の安定が続くと予想される。この結果、社外への配分(主に配当金)が少ないと毎年留保された利益が自己資本に積み上がっていくことになるため、自己資本当期純利益率(ROE)が低下していく、つまり資本効率が低下することになる。しかし同社では利益成長に見合う増配に加えて、自己株式の取得も含めた総合的な株主還元を積極的に行っており、これによって高いROE(2020年8月期8.7%)を維持している。

同社はこのように安定した財務体質を維持しつつ、株主還元にも積極的である。2015年8月期には通常の年間配当(50円)に加え、創業100周年の記念配当50円、合計100円の年間配当を実施した。この結果、当期純利益(単体ベース)に対する配当性向は107.5%となった。さらに期中には公開買付けにより100万株(1,500百万円)の自己株式の取得を実施しており、配当金と合わせた総還元性向(単体ベース)は153.8%となった。また2016年8月期にも年間50円配当を実施、単体ベースでの配当性向は52.5%となった。

同社は単体ベースでの配当性向50%以上を公約していることから、2017年8月期には年間配当をそれまでの50円から60円に増配し、2018年8月期、2019年8月期、2020年8月期も年間60円の配当を行った。さらに2019年11月には40万株(1,031百万円)の自己株式取得を実行し、配当金と合わせた総還元性向は87.9%(予想)となっている。強固な財務体質に加え、このような積極的な株主還元の姿勢は大いに評価に値するだろう。

(執筆:フィスコ客員アナリスト 寺島 昇)

《YM》

提供:フィスコ

株探ニュース

▶︎この銘柄を取引する

証券会社のアプリを起動して
この銘柄の取引画面へ移動します

株探からのお知らせ

過去のお知らせを見る
米国株へ
株探プレミアムとは
PC版を表示
【当サイトで提供する情報について】
当サイト「株探(かぶたん)」で提供する情報は投資勧誘または投資に関する助言をすることを目的としておりません。
投資の決定は、ご自身の判断でなされますようお願いいたします。
当サイトにおけるデータは、東京証券取引所、大阪取引所、名古屋証券取引所、JPX総研、ジャパンネクスト証券、China Investment Information Services、CME Group Inc. 等からの情報の提供を受けております。
日経平均株価の著作権は日本経済新聞社に帰属します。
株探に掲載される株価チャートは、その銘柄の過去の株価推移を確認する用途で掲載しているものであり、その銘柄の将来の価値の動向を示唆あるいは保証するものではなく、また、売買を推奨するものではありません。
決算を扱う記事における「サプライズ決算」とは、決算情報として注目に値するかという観点から、発表された決算のサプライズ度(当該会社の本決算か各四半期であるか、業績予想の修正か配当予想の修正であるか、及びそこで発表された決算結果ならびに当該会社が過去に公表した業績予想・配当予想との比較及び過去の決算との比較を数値化し判定)が高い銘柄であり、また「サプライズ順」はサプライズ度に基づいた順番で決算情報を掲載しているものであり、記事に掲載されている各銘柄の将来の価値の動向を示唆あるいは保証するものではなく、また、売買を推奨するものではありません。
(C) MINKABU THE INFONOID, Inc.
各証券会社のスマホアプリを起動できます。アプリのインストールがまだの場合は、以下からダウンロードしてください。
SBI証券 株 アプリ
閉じる