サイゼリヤが急反発、21年8月期業績は一転最終黒字へ
サイゼリヤ<7581>が急反発している。14日の取引終了後、21年8月期の連結業績予想について、営業損益を10億円の赤字から7億円の赤字(前期38億1500万円の赤字)へ、最終損益を36億円の赤字から10億円の黒字(同34億5000万円の赤字)へ上方修正し、一転最終黒字としたことが好感されている。
売上高は1350億円から1325億円(前期比4.5%増)へ下方修正したものの、全社で取り組んでいる業務生産性の向上や経費コントロールの徹底による効果が出ていることに加えて、国内やアジア各国での新型コロナウイルス感染症に対する政府支援金が寄与する。また、店舗にかかる減損損失の計上も想定より減少することもプラスに働く見通しだ。
なお、同時に発表した第2四半期累計(20年9月~21年2月)決算は、売上高628億6900万円(前年同期比18.3%減)、営業損益7億8200万円の赤字(前年同期37億8300万円の黒字)、最終損益5億6500万円の赤字(同22億4100万円の黒字)だった。
株探ニュース