ＢｕｙＳｅｌｌ　Ｔｅｃｈｎｏｌｏｇｉｅｓ<7685>は、３月９日安値２０５０円を底に反発基調にあり、２月１６日につけた昨年来高値３６４５円が意識される展開だが、今後の成長性を考慮すると更なる上値が期待できそうだ。

同社は、出張訪問を中心に宅配、持ち込みの３方法により、着物など高額品の総合買い取りサービスを展開しており、買い取った商品は約９割を古物市場やオークションで卸販売する。２１年１２月期は、本業である出張訪問買取事業が順調に拡大していることに加えて、昨年１０月に子会社化したタイムレスの通年寄与もあり、経常利益は前期比６８．２％増の１５億５２００万円と大幅増益を見込む。

同社では重点戦略としてタイムレスとのシナジー最大化を中心としたリユース事業の更なる成長を目指すほか、シニア関連領域の収益化と事業シナジーの高いＭ＆Ａの加速を掲げており、３月２４日に発表したユニマット　リタイアメント・コミュニティ<9707>との業務提携もその一環。今後もシニア層が中心の顧客に対して、出張訪問買取時の顧客接点によるニーズの掘り出しにより、周辺サービスの提供を推進することで収益効果が顕在化すれば、成長加速につながろう。（仁）

出所：MINKABU PRESS

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