シグマ光機が急伸、研究開発費見直しなどで21年5月期営業利益予想を上方修正
シグマ光機<7713>が急伸している。12日の取引終了後、21年5月期の連結業績予想について、営業利益を6億6000万円から8億2000万円(前期比15.2%増)へ、純利益を5億1000万円から6億7000万円(同12.5%増)へ上方修正し、減益予想から一転して増益予想としたことが好感されている。
新型コロナウイルスの感染再拡大による経済活動の制限などの影響を考慮し、売上高は85億1000万円から84億8500万円(同0.1%減)へ下方修正したが、上期においてフラットパネルディスプレー・電子部品・半導体業界の需要が回復基調で推移し、産業分野向けの光学素子・薄膜製品や光学システム製品の売上高が増加したことや、研究開発投資・設備投資などの一部見直しを含む全社的な経費削減などにより、利益は上振れを見込むとしている。
なお、同時に発表した第2四半期累計(6~11月)決算は、売上高40億5400万円(前年同期比5.7%減)、営業利益3億8000万円(同4.2%減)、純利益3億2000万円(同8.5%増)だった。
株探ニュース