キヤノンが反落、為替前提見直し24年12月期業績予想を下方修正
キヤノン<7751>が反落。同社は24日の取引終了後、24年12月期第3四半期累計(1~9月)の連結決算発表にあわせ、通期の業績予想を下方修正した。今期の売上高予想は600億円減額して4兆5400億円(前期比8.6%増)、最終利益予想は100億円減額して3250億円(同22.9%増)に見通しを引き下げており、ネガティブ視されたようだ。
業績予想の前提となる為替レートは、第4四半期(10~12月)は1ドル=145円、1ユーロ=160円とした。通期比では対ドルで約9円、対ユーロで約11円の円安となるが、前回公表からは対ドルで約4円、対ユーロで約2円の円高の想定となる。新たな為替レートの前提と直近の事業状況を業績予想に反映した。1~9月期の売上高は前年同期比7.3%増の3兆2361億1100万円、最終利益は同18.8%増の2185億6900万円となった。
株探ニュース