共同印は続急伸、45万株を上限とする自社株買いと上期営業赤字縮小を好感
共同印刷<7914>は続急伸している。8日の取引終了後に上限を45万株(発行済み株数の5.44%)、または10億円とする自社株買いを実施すると発表しており、これが好感されている。取得期間は22年11月9日から23年5月31日まで。経営環境に応じた機動的な資本政策の遂行や資本効率の向上を通じて株主利益の向上を図ることが目的としている。
同時に発表した第2四半期累計(4~9月)連結決算は、売上高440億5600万円(前年同期比6.5%増)、営業損益3億5100万円の赤字(前年同期7億1300万円の赤字)、最終損益2億9700万円の赤字(同3億4600万円の赤字)だった。コミックスの好調に加えて、販促関連の需要回復を受けて一般商業印刷が伸長した。また、データプリントを含むBPOや食品向けの包装材なども好調だった。
なお、23年3月期通期業績予想は、売上高960億円(前期比8.6%増)、営業利益11億円(同45.3%増)、最終利益8億5000万円(同24.3%増)の従来見通しを据え置いている。
株探ニュース