8015東証P貸借
業種 卸売業

豊田通商 株価材料ニュース

10,025
+237
+2.42%
業績ー
(15:00)
PTS

(ー)
株価は20分ディレイ

ソルクシーズ Research Memo(1):2018年12月期第1四半期業績は減収減益だが、会社計画どおりの進捗

特集
2018年5月18日 18時25分

■要約

ソルクシーズ<4284>は、ソフトウェア開発事業とデジタルサイネージ事業を展開する。ソフトウェア開発では金融業界向けの比率が高く、単独売上高の7割弱を占める。自動運転、IoT、FinTech、クラウド、AI分野を重点分野と位置付け、積極的にビジネスを展開していく方針。また、グループ戦略として、一定規模の収益水準に達した子会社については株式上場し、調達した資金でさらに投資を行い、グループ全体の成長を目指していく戦略となっている。

1. 2018年12月期第1四半期業績

2018年12月期第1四半期(1月-3月)の連結業績は、売上高で前年同期比7.2%減の3,130百万円、営業利益で同33.5%減の60百万円と減収減益決算となった。2017年12月期に発生した不採算プロジェクトの影響が続いていることが主因だ。ただ、子会社で展開している車載システムの開発支援コンサルティングやIoTソリューションの受託開発、投信・投資顧問業向けシステム開発等は好調を持続しており、会社計画比ではほぼ想定どおりの進捗となっている。

2. 2018年12月期業績見通し

2018年12月期の連結業績は、売上高で前期比2.9%減の13,600百万円、営業利益で同21.8%増の610百万円と期初計画を据え置いている。金融業界向け大型プロジェクトが一巡するほか、不採算プロジェクト収束のため新規の受注活動を手控えていたことが減収要因となるが、不採算プロジェクトに関しては当第2四半期で検収が完了する見込みで、マイナスの影響が一巡すること、また、子会社の業績も車載システムの開発支援を行う(株)エクスモーションや、IoTソリューションの受託開発を行う(株)イー・アイ・ソルを中心に拡大が見込めることから、営業利益は2期ぶりの増益に転じる見通しだ。

3. 重点5分野に積極展開

3ヶ年の中期経営目標として、2020年12月期に売上高で14,500百万円、経常利益で1,100百万円を目指していく。FinTechやIoT、自動運転、AI、クラウド等の重点5分野が成長のけん引役となる。FinTech分野ではSBIグループ(SBIホールディングス<8473>)と協業しながら開発案件を獲得していくほか、2018年2月よりFinTech分野に特化したプロジェクト型クラウドソーシングサービス「FinTed(フィンテッド)」を開始し、開発需要の取り込みを図っている。IoT分野では工場の製造ラインや交通運輸業等での導入事例が増え始めているほか、高齢者向け見守りセンサーの成長が期待される。自動運転分野については豊田通商<8015>と資本業務提携を結んだこともあり、エクスモーションを中心に今後の事業拡大が見込まれる。クラウドサービスでは2018年6月よりASEANにおいて「Fleekdrive」(ファイル共有サービス)の販売を開始する予定。2018年12月までに契約企業数を国内外合わせて300社まで増やし、単月ベースでの黒字化を目指していく(現在は約250社)。また、AI分野でも出資先である(株)アックスや(株)エーアイとの協業により、新たなソリューションサービスの開発を進めていきたい考えだ。

■Key Points

・開発遅延プロジェクトの影響が一巡する2018年12月期下期から増収増益に転じる見通し

・成長のけん引役として、FinTech、自動運転、IoT、クラウド、AIの5分野を重点分野と位置付ける

・2020年12月期に連結経常利益1,100百万円を目指す

(執筆:フィスコ客員アナリスト 佐藤 譲)

《TN》

提供:フィスコ

株探ニュース

▶︎この銘柄を取引する

証券会社のアプリを起動して
この銘柄の取引画面へ移動します

株探からのお知らせ

過去のお知らせを見る
米国株へ
株探プレミアムとは
PC版を表示
【当サイトで提供する情報について】
当サイト「株探(かぶたん)」で提供する情報は投資勧誘または投資に関する助言をすることを目的としておりません。
投資の決定は、ご自身の判断でなされますようお願いいたします。
当サイトにおけるデータは、東京証券取引所、大阪取引所、名古屋証券取引所、JPX総研、ジャパンネクスト証券、China Investment Information Services、CME Group Inc. 等からの情報の提供を受けております。
日経平均株価の著作権は日本経済新聞社に帰属します。
株探に掲載される株価チャートは、その銘柄の過去の株価推移を確認する用途で掲載しているものであり、その銘柄の将来の価値の動向を示唆あるいは保証するものではなく、また、売買を推奨するものではありません。
決算を扱う記事における「サプライズ決算」とは、決算情報として注目に値するかという観点から、発表された決算のサプライズ度(当該会社の本決算か各四半期であるか、業績予想の修正か配当予想の修正であるか、及びそこで発表された決算結果ならびに当該会社が過去に公表した業績予想・配当予想との比較及び過去の決算との比較を数値化し判定)が高い銘柄であり、また「サプライズ順」はサプライズ度に基づいた順番で決算情報を掲載しているものであり、記事に掲載されている各銘柄の将来の価値の動向を示唆あるいは保証するものではなく、また、売買を推奨するものではありません。
(C) MINKABU THE INFONOID, Inc.
各証券会社のスマホアプリを起動できます。アプリのインストールがまだの場合は、以下からダウンロードしてください。
SBI証券 株 アプリ
閉じる