大興電子が急反発、販管費減少で22年3月期業績は営業利益が計画上振れ
大興電子通信<8023>が急反発している。前週末22日の取引終了後、集計中の22年3月期連結業績について、営業利益が13億円から15億6000万円(前の期比38.5%増)へ、純利益が8億8000万円から12億3000万円(前の期4億5200万円の赤字)へ上振れて着地したようだと発表したことが好感されている。
年明けからの新型コロナウイルス感染者数の増加が顧客訪問を中心とした営業活動のブレーキとなったことに加え、半導体を中心とした電子部品の不足によるハードウェアの納品遅れがあり、売上高は380億円から355億円(前の期比2.1%減)へ下振れた。ただ、ソフトウェアサービスが比較的堅調に推移したことにより売上総利益が増加したほか、新型コロナの影響で販管費が減少したことが利益を押し上げた。
また、業績上振れに伴い、12円を予定していた期末一括配当を15円(前の期10円)にするとあわせて発表した。
株探ニュース