東エレクなど半導体製造装置大手が軒並みウリ気配スタート、米国の対中規制強化と円高を嫌気
東京エレクトロン<8035>、レーザーテック<6920>、ディスコ<6146>など半導体製造装置関連株が軒並みウリ気配スタートとなるなど半導体セクターへのリスク回避ムードが一段と強まっている。バイデン米政権による半導体の対中規制強化の動きが米メディアによって報じられ、特に日本とオランダ政府に対しては、中国の先端半導体へのアクセスを制限するように要請すると伝わった。半導体製造装置では東エレクやASML<ASML>への影響が指摘されており、これが東エレクをはじめとする半導体主力銘柄への売り圧力につながっている。また、11月の大統領選で勝利する可能性が高いとみられているトランプ前大統領が、台湾防衛に懐疑的ともとれる姿勢をみせており、これも半導体関連株へのネガティブ材料として作用している。このほか、足もとで進むドル安・円高も買い手控え要因となっている。
株探ニュース