アドテストなど半導体製造装置関連の下げ加速、追い証回避の投げ売りも警戒
アドバンテスト<6857>、東京エレクトロン<8035>、ディスコ<6146>が軒並みウリ気配スタートとなるなど半導体製造装置関連株への売り圧力の強さが際立っている。トランプ米政権が打ち出す高関税政策と各国の報復関税の動きが一段と顕在化するなか、前週末の欧米株市場は全面安となり、米国ではハイテク株比率の高いナスダック総合株価指数の下落率が終値で5.8%あまりに達した。特に半導体セクターへの売りが目立ち、フィラデルフィア半導体株指数(SOX指数)の下落率はナスダック指数を大幅に上回る7.6%となった。SOX指数は2023年11月以来約1年半ぶりの安値水準に売り込まれている。アドテストは個人投資家の買い下がる動きが活発で、信用買い残が高水準に積み上がっていることから、追い証回避の売りなども予想される場面にある。
株探ニュース