三菱商が2カ月半ぶりに昨年来高値更新、原油市況高とバリュー株の観点で買い集める
三菱商事<8058>が続伸、後場寄り早々に63円高の3773円まで買われ、昨年10月18日につけた高値3758円を上回り、約2カ月半ぶりに昨年来高値を更新した。昨年12月下旬以降、原油市況が再び上昇基調にあり、前日もWTI原油先物価格は91セント高の1バレル=76ドル99セントと続伸した。前日の米国株市場ではエクソン・モービル<XOM>が3.8%高に買われるなどエネルギー関連株の上値指向が目立った。東京市場でも総合商社大手は資源関連ビジネスを手掛けており、市況高は収益面で追い風となる。また、同社株はPER7倍台で配当利回りが3.7%台と高く、1倍を下回るPBRも考慮してバリュー株投資の観点でも買いを誘導しやすい。
株探ニュース