岩谷産が３日ぶり反発、２１年３月期業績は計画上振れ一転営業増益で着地
岩谷産業<8088>は３日ぶりに反発している。２７日の取引終了後、集計中２１年３月期連結業績について、営業利益が２４７億円から２９９億円（前の期比４．１％増）へ、純利益が１７３億円から２３２億円（同１０．５％増）へ上振れ、減益予想から一転して営業増益で着地したようだと発表しており、これが好感されている。
新型コロナウイルスの影響により在宅率が上昇し消費者向け商品の販売が増加したものの、工業分野向け主力商品の販売が減少したことが響き、売上高は６７７５億円の予想に対して６３５５億円（同７．５％減）へ下振れた。ただ、ＬＰガスについて相対的に安値の在庫を販売したことに加え、営業活動の制限により販管費が減少したことが業績に貢献した。更に、株式持ち合い解消に伴う投資有価証券売却益の発生も寄与した。
株探ニュース