極東貿易が急反発、今期良好見通しと1対2株の株式分割を好感
極東貿易<8093>が急反発。10日の取引終了後、23年3月期業績予想について売上高を前期比5.8%増の420億円、純利益を同27.9%増の10億円と良好な見通しを発表。あわせて1対2株の株式分割の実施を明らかにしており、これを好感した買いが入っているようだ。
年間配当予想は前期比33円増の163円(株式分割考慮前)を見込む。同時に発表した前22年3月期決算は、売上高が397億500万円(前の期574億500万円)、純利益が7億8100万円(同2億7800万円)だった。会計基準変更による影響で売上高は減少したものの、ねじ関連事業の復調が利益を大きく押し上げた。また、持ち分法投資利益や為替差益の増加なども寄与した。
あわせて、8月31日を基準日として1株を2株に分割すると発表した。株式の投資単位当たりの金額を引き下げることで流動性を向上させ、より投資を行いやすい環境を整えて投資家層の拡大を図ることが目的としている。
株探ニュース