イワキが昨年来高値更新、21年11月期は28%営業増益で2円増配を見込む
イワキ<8095>は急伸し、昨年来高値を更新した。13日の取引終了後、21年11月期連結業績予想を発表しており、売上高730億円(前期比11.7%増)、営業利益26億円(同27.8%増)を見込み、年間配当を前期比2円増の18円としたことが好感されている。
ファインケミカル事業では、バイオ・高薬理活性医薬品市場の拡大に伴う外部委託需要が高まることが想定されることから、最適な営業体制の構築による営業力の向上と案件獲得を推進する。また、HBC(ヘルス&ビューティーケア)・食品事業では、通販化粧品分野において引き続き積極的なプロモーション活動及び新製品開発に取り組むほか、子会社化したマルマンH&Bとシナジーを創出することで営業最高益更新を目指すとしている。なお、20年11月期決算は、売上高653億4100万円(前の期比6.0%増)、営業利益20億3500万円(同4.1%減)だった。
また、同時に発表した23年11月期を最終年度とする中期経営計画で、最終年度に連結売上高820億円、営業利益42億円を目指すとしたことも意欲的な計画との見方から好材料視されている。更に、持ち株会社体制へ変更し、6月1日付で新商号を「アステナホールディングス」とすることも発表した。
株探ニュース