ワキタはカイ気配で水準切り上げ、ホテル利用券贈呈の株主優待新設で人気集める
ワキタ<8125>は寄り付き大口の買い注文に値がつかず、カイ気配スタートで株価水準を切り上げている。土木建設機械の販売・レンタルを主力に手掛ける機械商社で、足もとの業績は堅調ながらPBRが0.7倍前後と低い。前週末6日取引終了後に発表した24年2月期上期(23年3~8月)決算は、本業のもうけを示す営業利益が前年同期比2%増の27億5700万円と堅調を維持した。また、株主還元を強化し新たに株主優待制度を設けることも発表した。毎年2月末時点で100株以上を保有する株主を対象に、ホテルコルディア利用券(保有株数300株未満で1万円分、300株以上保有で3万円分)を贈呈するというもので、これを材料視する買いが集中した。なお、同社の今期年間配当は43円(前期実績38円)を計画しており、配当利回りは前週末終値換算で3.1%と高い。
株探ニュース