サンリオが一時S高、23年3月期業績及び配当予想を上方修正
サンリオ<8136>は急騰し一時ストップ高の4650円に買われ年初来高値を更新した。前週末4日の取引終了後、23年3月期の連結業績予想について、売上高を574億円から623億円(前期比18.1%増)へ、営業利益を47億円から70億円(同2.8倍)へ、純利益を25億円から40億円(同16.9%増)へ上方修正し、中間・期末各10円の年20円としていた配当予想を中間・期末各15円の年30円(前期16円)に引き上げると発表しており、これを好感した買いが流入している。
上期の業績は実店舗において3年ぶりに夏休みを含む通常営業となり増収となったことに加え、構造改革の実行による売上原価率の低減などにより予想を上回る水準で着地し、下期も一定程度安定的に推移すると見込まれることが要因としている。なお、第2四半期累計(4~9月)決算は、売上高306億3000万円(前年同期比28.7%増)、営業利益53億4600万円(同19倍)、純利益30億1000万円(同54.4%増)だった。
株探ニュース