三菱UFJなどメガバンクが底入れの動き、米金融株急騰の流れ引き継ぐ
三菱UFJフィナンシャル・グループ<8306>、三井住友フィナンシャルグループ<8316>が3日続伸、みずほフィナンシャルグループ<8411>は続伸といずれも上値指向にある。メガバンクは世界的なリスク回避の売りに晒され、2月下旬を境に大きく売り込まれてきたが目先底入れムード。前日の米国株市場ではNYダウが過去最大の上げ幅を記録するなか、バンク・オブ・アメリカが16%超の上昇、シティグループが15%高、ゴールドマン・サックスも14%近い上昇と、軒並みNYダウの上昇率を上回った。足もと金融経済への不安で売り込まれた反動で買い戻しが加速しているが、東京市場でも海外ヘッジファンドのアンワインド(リスクオフ巻き戻し)の動きが銀行株を押し上げている。3月期末を目前に控え、配当利回りも注目され、三菱UFJとみずほFGは5.6%台、三井住友FGは6.1%台といずれも高く、インカムゲイン狙いの買いも誘導している。
最終更新日:2020年03月25日 10時05分
株探ニュース