ジャフコGが続伸、自己株取得不実施も旧村上ファンド系との協議と株主還元検討は継続へ
ジャフコ グループ<8595>が続伸している。この日の取引開始前、11月25日に公表した公開買い付けによる自己株取得について、実施しないと発表した。公開買い付けの前提条件である売買高加重平均価格(VWAP)の要件をクリアできなかったため。ただ同社は今後も株主還元の方針については検討していくとしており、新たな方針を期待した買いが株価の支えとなったようだ。
同社は公開買い付けの前提条件として、11月30日から12月7日までの東証プライム市場におけるVWAPが2525円以上2828円以下になることを挙げていた。7日に確定したVWAPは約2362円とレンジの下限未満となった。
ジャフコGは、旧村上ファンド系のシティインデックスイレブンスなどとの間で、シティらが今回の公開買い付けに応募する契約を締結していた。シティなどの意向を確認したところ、応募を行う意向はないとの回答だったという。シティなどの保有するジャフコG株の取り扱いについては、今後も継続して協議を行う方針。今後の株主還元の方針などについても引き続き検討し、決定次第、発表するとした。
株探ニュース