レオパレス、今期最終を一転赤字に下方修正、上期配当を無配に修正
8848レオパレス21【連結】
業績修正PDF
レオパレス21 <8848> が10月29日大引け後(16:00)に業績・配当修正を発表。19年3月期の連結最終損益を従来予想の115億円の黒字→60億円の赤字(前期は148億円の黒字)に下方修正し、一転して赤字見通しとなった。
同時に、4-9月期(上期)の連結最終損益も従来予想の27億円の黒字→58億円の赤字(前年同期は94.8億円の黒字)に下方修正し、一転して赤字見通しとなった。
業績悪化に伴い、従来10円を計画していた今期の上期配当を見送るとし、従来12円を計画していた下期配当を未定に変更した。
※業績予想がレンジで開示されている場合は、レンジの中央値に基づいて記事を作成しています。
株探ニュース
会社側からの【修正の理由】
1.界壁施工不備の補修に係る特別損失の計上当社施工物件(アパート)の一部で判明した界壁施工不備に係る補修工...
会社側からの【修正の理由】
1.界壁施工不備の補修に係る特別損失の計上当社施工物件(アパート)の一部で判明した界壁施工不備に係る補修工事費用ならびに外部調査費用等の付帯費用の発生に備えるため、平成31年3月期第1四半期において特別損失として補修工事関連損失引当金を50億円計上いたしましたが、平成30年10月17日時点の全棟調査進捗状況における不備の発生率の変動等により損失負担見込額を平成31年3月期第2四半期末時点で累計70億円に変更することとしました。これにより、連結及び個別の平成31年3月期第2四半期(累計)及び同期通期の業績予想を見直すこととしました。2.界壁施工不備に起因した収益予想の見直し界壁施工不備の調査と補修工事の完了まで対象物件の空室募集を停止していることから、9月末の入居率は88.40%と前年同月比1.81%低下するに至り、期初には想定していなかった空室数の増加により賃料収入等の減少が見込まれることから、平成31年3月期通期における連結及び個別の賃貸事業の収益予想を見直しすることとしました。また、大都市圏での競争激化やアパートローンの融資環境変化等により、平成31年3月期第2四半期(累計)における建物建築請負工事の受注高が前年同期比11.9%減(個別)と低迷したことを踏まえ、平成31年3月期通期における連結及び個別の開発事業の収益予想も合せて見直しいたしました。なお、空室募集の再開スケジュールは流動的なため、平成31年3月期通期における募集再開見込み数に幅を持たせ、連結及び個別の平成31年3月期通期の業績予想はレンジによる開示としました。3.固定資産の譲渡に係る特別損失の計上当社は、平成29年5月15日に公表した平成32年3月期までの3ケ年の中期経営計画「Creative Evolution 2020」の財務戦略に掲げたように、「資産と資本の効率経営」を実現するために保有資産の見直しを実施しております。この財務戦略の方針に従って、前期平成30年3月期では全420棟のアパートを売却しましたが、この度、以下のとおり固定資産であるアパート120棟を売却することを決議し、この決議に伴い75.6億円の特別損失(減損損失)を平成31年3月期第2四半期末時点で計上することとしました。なお、譲渡するアパート120棟1,607戸は譲渡後も当社が引き続き管理を行います。また、守秘義務契約により買主(東京都在のファンド)につきましては公表を差し控えますが、当社と買主との間には記載すべき資本関係、人的関係、取引関係はありません。当社は従来の建築請負に加えて不動産開発の展開により開発事業の成長・多様化を図っております。今後当社が開発する不動産や当社アパートオーナー様が売却するアパート等を、本件買主であるファンドに販売することで開発事業の収益確保・拡大を目指してまいります。譲渡する資産の内容(下記の損失には仲介手数料等の諸費用を含んでおります)資産の名称および所在地:レオパレス都立大学第3,他119棟(東京都目黒区 他)譲渡価額:9,997百万円帳簿価額:17,151百万円損失:7,560百万円 譲渡の日程(1)取締役会決議日 平成30年10月29日(2)契約締結日 平成30年10月29日(3)物件引渡期日 平成30年11月30日
上記に公表しました平成31年3月期第2四半期(累計)および同期通期の業績予想を踏まえ、中間配当につきましては見送り、期末配当につきまして未定と修正させていただきます。平成31年3月期通期の業績予想の進捗に応じて期末配当の予想を改めて公表いたします。当社は、事業活動により創出した利益を配当として株主の皆様に還元することとあわせ、中長期的な企業価値の最大化のために、不動産投資・海外事業展開・M&A・システム投資・研究開発等の成長投資に資金を投入し、1株当たり利益(EPS)を増大させることをもって株主価値向上を図ることを株主還元に関する基本方針としております。また、総還元性向50%を経営目標に掲げ、平成31年3月期においては自社株830万株取得し、平成30年10月15日には780万株(消却前の発行済株式総数に対する割合3.09%)を消却しております。(注)上記の業績予想等は、本資料の発表日現在において入手可能な情報に基づき算出したものであり、実際の業績は、今後様々な要因により予想数値とは異なる場合があることにご留意下さい。
業績予想の修正
今上期【修正】
決算期 | 売上高 | 営業益 | 経常益 | 最終益 | 修正1株益 | 修正1株配 | 発表日 | 会計基準 |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|
旧 18.04-09 | 260,400 | 9,200 | 9,700 | 2,700 | 11.1 | 10 | 2018-08-03 |
連結 |
新 18.04-09 | 255,000 | 7,100 | 7,100 | -5,800 | -23.8 | 0 | 2018-10-29 |
連結 |
修正率 | -2.1 | -22.8 | -26.8 | 赤転 | 赤転 | % |
今期【修正】
決算期 | 売上高 | 営業益 | 経常益 | 最終益 | 修正1株益 | 修正1株配 | 発表日 | 会計基準 |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|
旧 2019.03 | 553,000 | 24,500 | 24,000 | 11,500 | 47.2 | 22 | 2018-08-03 |
連結 |
新 2019.03 | 513,000 | 9,000 | 8,500 | -6,000 | -24.6 | - | 2018-10-29 |
連結 |
修正率 | -7.2 | -63.3 | -64.6 | 赤転 | 赤転 | % |
今期の業績予想
上期業績
決算期 | 売上高 | 営業益 | 経常益 | 最終益 | 修正1株益 | 修正1株配 | 発表日 | 会計基準 |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|
17.04-09 | 258,740 | 13,987 | 13,827 | 9,488 | 36.7 | 10 | 2017-11-10 |
連結 |
予 18.04-09 | 255,000 | 7,100 | 7,100 | -5,800 | -23.8 | 0 | 2018-10-29 |
連結 |
前年同期比 | -1.4 | -49.2 | -48.7 | 赤転 | 赤転 | % |
今期【予想】
決算期 | 売上高 | 営業益 | 経常益 | 最終益 | 修正1株益 | 修正1株配 | 発表日 | 会計基準 |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|
2017.03 | 520,488 | 22,898 | 22,355 | 20,401 | 77.6 | 22 | 2017-05-15 |
連結 |
2018.03 | 530,840 | 22,930 | 22,354 | 14,819 | 58.0 | 22 | 2018-05-11 |
連結 |
予 2019.03 | 513,000 | 9,000 | 8,500 | -6,000 | -24.6 | - | 2018-10-29 |
連結 |
前期比 | -3.4 | -60.8 | -62.0 | 赤転 | 赤転 | % |