レオパレス21はS安、19年3月期業績および配当予想を下方修正
レオパレス21<8848>が急落し、一時ストップ安の422円に売られている。29日の取引終了後、19年3月期の連結業績予想について、売上高を5530億円から5100億円~5160億円(前期比3.9%減~2.8%減)へ、営業利益を245億円から75億円~105億円(同67.3%減~45.8%減)へ、最終損益を115億円の黒字から50億の赤字~70億円の赤字(前期148億1900万円の黒字)へ下方修正したことが嫌気されている。
施工アパートの一部で判明した界壁施工の不備に伴い、調査と補修工事の完了まで対象物件の空室募集を停止していることから入居率が低下し、賃料収入などの減少が見込まれることが売上高・利益を押し下げる見通し。また、補修工事費用および外部調査費用などの付帯費用の発生に備えるため、第1四半期に補修工事関連損失引当金50億円を計上したが、調査進捗状況における不備の発生率の変動などで損失負担見込み額を累計70億円に変更したことなども最終損益を悪化させるとしている。
また、業績予想の修正に伴い、従来中間10円・期末12円を予定していた配当予想について中間を無配とするとともに期末を未定とした。なお、前期実績は22円だった。
出所:みんなの株式(minkabu PRESS)
株探ニュース