トーセイが急反落、棚卸資産評価損計上などで20年11月期業績予想を下方修正
トーセイ<8923>が急反落している。6日の取引終了後、20年11月期の連結業績予想について、売上高を803億5400万円から648億9700万円(前期比6.9%増)へ、営業利益を137億3700万円から46億8000万円(同63.1%減)へ、純利益を88億800万円から24億1100万円(同71.5%減)へ下方修正したことが嫌気されている。
新型コロナウイルス感染症が長期化するなか、これまでは旺盛だった投資家の不動産投資意欲に慎重姿勢が強まっており、一部の金融機関においても融資に対する審査姿勢に変化が見られており、これを受けて、下期の不動産流動化事業および不動産開発事業の一部販売予定物件の販売時期を翌期以降にすることが要因としている。また、ホテル施設を中心に予想販売価額が予想原価を下回ったことから、棚卸資産評価損を売上原価に計上することも響くとしている。
なお、同時に発表した第2四半期累計(19年12月~20年5月)決算は、売上高450億5000万円(前年同期比30.8%増)、営業利益21億7000万円(同72.7%減)、純利益11億4700万円(同78.1%減)だった。
株探ニュース