阪急阪神、今期経常を一転6%増益に上方修正・3期ぶり最高益更新へ
9042阪急阪神ホールディングス【連結】
業績修正PDF
阪急阪神ホールディングス <9042> が3月29日大引け後(15:30)に業績修正を発表。19年3月期の連結経常利益を従来予想の1030億円→1100億円(前期は1037億円)に6.8%上方修正し、一転して6.0%増益を見込み、一気に3期ぶりに過去最高益を更新する見通しとなった。
会社側が発表した上方修正後の通期計画に基づいて、当社が試算した10-3月期(下期)の連結経常利益も従来予想の481億円→551億円(前年同期は409億円)に14.5%増額し、増益率が17.6%増→34.7%増に拡大する計算になる。
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会社側からの【修正の理由】
(営業収益・営業利益・経常利益) ステージ事業及び国際輸送事業が増収になることや、各コア事業においてコスト...
会社側からの【修正の理由】
(営業収益・営業利益・経常利益) ステージ事業及び国際輸送事業が増収になることや、各コア事業においてコスト削減に努めていることに加え、営業利益段階において自然災害の影響が前回発表予想より縮小する見通しであること等により、営業収益、営業利益及び経常利益が前回発表予想を上回る見込みとなりました。 (親会社株主に帰属する当期純利益) 神戸市から当社の連結子会社である阪急電鉄株式会社(以下「阪急電鉄」)に対して、北神急行線(新神戸駅~谷上駅)の運賃低減に向けた検討として、神戸市交通局での一体的運行(当社グループからの資産譲受)の可能性について協議を開始することの提案があり、阪急電鉄では、今回の提案はグループの重要な事業拠点である神戸三宮の活性化につながるものと考え、協議に応じてまいりました。 協議の結果、今般、平成32年度(2020年度)前半を目途に、当社グループは北神急行線に関連する鉄道資産を神戸市交通局へ譲渡する旨の基本合意に達しましたので、平成31年3月期第4四半期(平成31 年1月1日~平成31 年3月31 日)において、当該鉄道資産について、約190億円の減損損失を計上することといたしました。 なお、上記減損損失に対する繰延税金資産のほか、阪急電鉄が既に計上済みの北神急行電鉄株式会社(当社の連結子会社)への貸付金に対する貸倒引当金に対して、繰延税金資産を計上することから、税金費用が減少し、親会社株主に帰属する当期純利益への影響については、大幅に軽減される見込みです。これに加えて、上記のとおり、営業利益・経常利益を上方修正したことから、親会社株主に帰属する当期純利益につきましては、前回発表予想より修正はございません。(注)上記の業績予想は、本資料の発表日現在で入手可能な情報に基づき作成したものであります。実際の業績は、今後様々な要因によって予想数値と異なる可能性があります。
業績予想の修正
今下期【修正】
| 決算期 | 売上高 | 営業益 | 経常益 | 最終益 | 修正1株益 | 修正1株配 | 発表日 | 会計基準 |
|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
| 旧 18.10-03 | 415,208 | 50,365 | 48,130 | 31,147 | 127.3 | 20 | 2018-11-01 |
連結 |
| 新 18.10-03 | 420,208 | 56,365 | 55,130 | 31,147 | 127.0 | 20 | 2019-03-29 |
連結 |
| 修正率 | +1.2 | +11.9 | +14.5 | 0.0 | -0.2 | % |
今期【修正】
| 決算期 | 売上高 | 営業益 | 経常益 | 最終益 | 修正1株益 | 修正1株配 | 発表日 | 会計基準 |
|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
| 旧 2019.03 | 790,000 | 107,000 | 103,000 | 65,000 | 265.6 | 40 | 2018-11-01 |
連結 |
| 新 2019.03 | 795,000 | 113,000 | 110,000 | 65,000 | 264.9 | 40 | 2019-03-29 |
連結 |
| 修正率 | +0.6 | +5.6 | +6.8 | 0.0 | -0.2 | % |
今期の業績予想
下期業績
| 決算期 | 売上高 | 営業益 | 経常益 | 最終益 | 修正1株益 | 修正1株配 | 発表日 | 会計基準 |
|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
| 17.10-03 | 398,346 | 42,550 | 40,922 | 24,712 | 99.8 | 20 | 2018-05-15 |
連結 |
| 予 18.10-03 | 420,208 | 56,365 | 55,130 | 31,147 | 127.0 | 20 | 2019-03-29 |
連結 |
| 前年同期比 | +5.5 | +32.5 | +34.7 | +26.0 | +27.2 | % |
今期【予想】
| 決算期 | 売上高 | 営業益 | 経常益 | 最終益 | 修正1株益 | 修正1株配 | 発表日 | 会計基準 |
|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
| 2017.03 | 736,763 | 104,058 | 100,607 | 71,302 | 285.1 | 35 | 2017-05-12 |
連結 |
| 2018.03 | 760,252 | 105,211 | 103,774 | 66,361 | 267.9 | 40 | 2018-05-15 |
連結 |
| 予 2019.03 | 795,000 | 113,000 | 110,000 | 65,000 | 264.9 | 40 | 2019-03-29 |
連結 |
| 前期比 | +4.6 | +7.4 | +6.0 | -2.1 | -1.1 | % |
- ・「予」:予想業績、「旧」:修正前の予想業績、「新」:修正後の予想業績、「実」:実績業績、「変」:決算期変更
- ・ 会計基準および日本会計基準における[連結/非連結]決算区分は右端項目に表記しています。 「連結」:日本会計基準[連結決算]、「単独」:日本会計基準[非連結決算(単独決算)]、「米国」:米国会計基準、「IFRS」:国際会計基準
- ・[連結/非連結]決算区分の変更があった場合は、連続的に業績推移を追えるように、連結と非連結を混在して表示しています。
- ・前期比および前年同期比は、会計基準や決算期間が異なる場合は比較できないため、「−」で表記しています。
- ・米国会計基準と国際会計基準では、「経常益」欄の数値は「税引き前利益」を表記しています。
- ・前期比および前年同期比は、会計基準や決算期間が異なる場合は比較できないため、「-」で表記します。同一の会計基準内で規則変更が行われた場合については、変更は考慮せずに比較を行っています。
- ・予想1株利益、予想1株配当は期中に実施された株式分割など新株発行を反映した現在の発行済み株式数で算出しています。そのため、会社発表の数値と違う場合があります。
- ・業績予想がレンジで開示された場合は中央値を表記しています。
「決算速報」「個別銘柄の決算ページ」で配信する最新の業績情報は、東京証券取引所が提供する適時開示情報伝達システム(TDnet)において、 上場企業が公表する決算短信と同時に配信されたその企業自身の作成によるXBRL(企業の財務情報を電子開示するための世界標準言語)に基づいたデータをそのまま使用しています。 また、業績予想がレンジで開示された場合はレンジの中央値を予想値として採用しています。なお、この配信されたデータには、新興企業を中心に誤ったデータが配信される場合が希にあります。 投資判断の参考にされる場合は、より正確な決算短信のPDFファイルを併せてご確認くださいますようお願いします。