郵船、今期経常を一転4%増益に上方修正・最高益更新へ
9101日本郵船【連結】
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日本郵船 <9101> [東証P] が7月21日大引け後(15:00)に業績修正を発表。23年3月期の連結経常利益を従来予想の7600億円→1兆400億円(前期は1兆31億円)に36.8%上方修正し、一転して3.7%増益を見込み、3期連続で過去最高益を更新する見通しとなった。
同時に、4-9月期(上期)の連結経常利益も従来予想の4600億円→7200億円(前年同期は3972億円)に56.5%上方修正し、増益率が15.8%増→81.2%増に拡大し、従来の2期連続での上期の過去最高益予想をさらに上乗せした。
株探ニュース
会社側からの【修正の理由】
期初時点の予想においては、中国におけるロックダウンやロシア・ウクライナ情勢の混迷、世界的インフレの進行等に...
会社側からの【修正の理由】
期初時点の予想においては、中国におけるロックダウンやロシア・ウクライナ情勢の混迷、世界的インフレの進行等により、一般消費財関連需要の減退を想定しておりました。定期船事業では、積高の漸減及び一定程度のスポット運賃の下落を織り込んでおりましたが、サプライチェーンの混乱が続く中、旺盛な貨物需要等による好市況の継続を受け、当社持分法適用会社 OCEAN NETWORK EXPRESS PTE. LTD.の収支は想定を上回る見込みです。また航空運送事業及び物流事業では、堅調な需要に支えられ、全体的な採算性が向上しています。加えて、好調なドライバルク市況や為替の影響等により、不定期専用船事業においても収支の良化が見込まれることから、業績予想を上方修正しました。現在、連結決算に必要な作業及び精査を行っており、最新の業績予想は本年8月3日に予定している2023年3月期第1四半期決算発表において開示する予定です。
業績予想の修正
今上期【修正】
| 決算期 | 売上高 | 営業益 | 経常益 | 最終益 | 修正1株益 | 修正1株配 | 発表日 | 会計基準 |
|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
| 旧 22.04-09 | 1,160,000 | 97,000 | 460,000 | 440,000 | 866.6 | 216.67 | 2022-05-09 |
連結 |
| 新 22.04-09 | 1,300,000 | 150,000 | 720,000 | 670,000 | 1,319.6 | 216.67 | 2022-07-21 |
連結 |
| 修正率 | +12.1 | +54.6 | +56.5 | +52.3 | +52.3 | % |
今期【修正】
| 決算期 | 売上高 | 営業益 | 経常益 | 最終益 | 修正1株益 | 修正1株配 | 発表日 | 会計基準 |
|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
| 旧 2023.03 | 2,300,000 | 187,000 | 760,000 | 720,000 | 1,416.8 | 351.67 | 2022-05-26 |
連結 |
| 新 2023.03 | 2,500,000 | 250,000 | 1,040,000 | 960,000 | 1,889.1 | 351.67 | 2022-07-21 |
連結 |
| 修正率 | +8.7 | +33.7 | +36.8 | +33.3 | +33.3 | % |
今期の業績予想
上期業績
| 決算期 | 売上高 | 営業益 | 経常益 | 最終益 | 修正1株益 | 修正1株配 | 発表日 | 会計基準 |
|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
| 21.04-09 | 1,051,381 | 117,933 | 397,246 | 411,319 | 811.7 | 66.67 | 2021-11-04 |
連結 |
| 予 22.04-09 | 1,300,000 | 150,000 | 720,000 | 670,000 | 1,319.6 | 216.67 | 2022-07-21 |
連結 |
| 前年同期比 | +23.6 | +27.2 | +81.2 | +62.9 | +62.6 | % |
今期【予想】
| 決算期 | 売上高 | 営業益 | 経常益 | 最終益 | 修正1株益 | 修正1株配 | 発表日 | 会計基準 |
|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
| 2021.03 | 1,608,414 | 71,537 | 215,336 | 139,228 | 274.9 | 66.67 | 2021-05-10 |
連結 |
| 2022.03 | 2,280,775 | 268,939 | 1,003,154 | 1,009,105 | 1,991.3 | 483.33 | 2022-05-09 |
連結 |
| 予 2023.03 | 2,500,000 | 250,000 | 1,040,000 | 960,000 | 1,889.1 | 351.67 | 2022-07-21 |
連結 |
| 前期比 | +9.6 | -7.0 | +3.7 | -4.9 | -5.1 | % |
- ・「予」:予想業績、「旧」:修正前の予想業績、「新」:修正後の予想業績、「実」:実績業績、「変」:決算期変更
- ・ 会計基準および日本会計基準における[連結/非連結]決算区分は右端項目に表記しています。 「連結」:日本会計基準[連結決算]、「単独」:日本会計基準[非連結決算(単独決算)]、「米国」:米国会計基準、「IFRS」:国際会計基準
- ・[連結/非連結]決算区分の変更があった場合は、連続的に業績推移を追えるように、連結と非連結を混在して表示しています。
- ・前期比および前年同期比は、会計基準や決算期間が異なる場合は比較できないため、「−」で表記しています。
- ・米国会計基準と国際会計基準では、「経常益」欄の数値は「税引き前利益」を表記しています。
- ・前期比および前年同期比は、会計基準や決算期間が異なる場合は比較できないため、「-」で表記します。同一の会計基準内で規則変更が行われた場合については、変更は考慮せずに比較を行っています。
- ・予想1株利益、予想1株配当は期中に実施された株式分割など新株発行を反映した現在の発行済み株式数で算出しています。そのため、会社発表の数値と違う場合があります。
- ・業績予想がレンジで開示された場合は中央値を表記しています。
「決算速報」「個別銘柄の決算ページ」で配信する最新の業績情報は、東京証券取引所が提供する適時開示情報伝達システム(TDnet)において、 上場企業が公表する決算短信と同時に配信されたその企業自身の作成によるXBRL(企業の財務情報を電子開示するための世界標準言語)に基づいたデータをそのまま使用しています。 また、業績予想がレンジで開示された場合はレンジの中央値を予想値として採用しています。なお、この配信されたデータには、新興企業を中心に誤ったデータが配信される場合が希にあります。 投資判断の参考にされる場合は、より正確な決算短信のPDFファイルを併せてご確認くださいますようお願いします。