飯野海が急動意、23年3月期業績及び配当予想を上方修正
飯野海運<9119>は後場急動意。午後2時ごろ、23年3月期の連結業績予想について、売上高を1120億円から1230億円(前期比18.2%増)へ、営業利益を70億円から118億円(同56.8%増)へ、純利益を70億円から141億円(同12.6%増)へ上方修正し、あわせて中間・期末各10円の年20円としていた配当予想を中間・期末各20円の年40円(前期36円)へ引き上げると発表したことが好感されている。
ケミカルタンカーやドライバルク船市況をはじめとした海運市況が高い水準で推移したことに加えて、為替のドル円レートが想定より円安となっていることが要因としている。更に、見込んでいなかった船舶の売却益を計上予定となったことも寄与するとしている。なお、同時に発表した第1四半期(4~6月)決算は、売上高335億8300万円(前年同期比42.3%増)、営業利益42億6400万円(同3.9倍)、純利益51億7100万円(同57倍)だった。
株探ニュース