ゼンリンが急反落、オートモーティブの落ち込み想定以上で20年3月期業績予想を下方修正
ゼンリン<9474>が急反落している。29日の取引終了後、20年3月期の連結業績予想について、売上高を638億円から600億円(前期比5.9%減)へ、営業利益を59億円から32億円(同45.1%減)へ、最終利益を40億円から26億円(同18.9%減)へ下方修正したことが嫌気されている。
オートモーティブ関連が、下期に入り各メーカーの先行開発計画の変更の影響や国内外のカーナビゲーション用データ販売の減速などがあり、想定以上に落ち込むことが要因。また、マーケティングソリューション関連のダイレクトメール発送代行などの売り上げ減少が続くことも響くとしている。
なお、同時に発表した第3四半期累計(19年4~12月)決算は、売上高403億1600万円(前年同期比6.2%減)、営業損益4億6600万円の赤字(前年同期15億6300万円の黒字)、最終利益2億3600万円(前年同期比76.7%減)だった。
株探ニュース