東電HDが大幅高、格付け見通し引き上げと生成AI関連の切り口でも投資マネーが食指
東京電力ホールディングス<9501>が商いを急増させ大幅高、一時6%を超える上昇で840円台まで上値を伸ばし、昨年12月11日につけた昨年来高値895円を視界に入れつつある。米格付け会社S&Pグローバル・レーティングが27日に同社の格付け見通しを「ネガティブ」から「安定的」に引き上げたことを発表、これをポジティブ視する買いを呼び込んでいる。市場では「S&Pグローバルは、昨年の電気料金値上げや燃料コスト低下に伴い(東電HDの)業績が改善傾向をたどっている点や、国が同社の再建を継続して支援する姿勢に変化がないことを評価しており、買い安心感が浮上したようだ。また、生成AI市場の急拡大に伴って膨大な電力が必要となるので“電力株は全般買い”というロジックも働いている」(ネット証券アナリスト)という。
株探ニュース