中部電がカイ気配スタート、23年3月期は一転最終黒字の見通し
中部電力<9502>がカイ気配スタート。30日の取引終了後、23年3月期の連結業績予想と配当予想の修正を発表した。今期の最終損益の見通しは従来の1300億円の赤字から500億円の黒字(前期は430億2200万円の赤字)に見直した。更に、未定としていた期末配当予想については前期末と横ばいの25円とした。これらをポジティブ視した買い注文が集まったようだ。
燃料価格や卸電力取引市場価格がこれまでの想定に比べ大幅に下落し、期ずれ差損が縮小する見込み。電源調達コストや、東京電力ホールディングス<9501>と共同出資するJERAのLNGスポット調達の改善なども寄与する。売上高の見通しは従来の4兆1000億円から4兆円(前期比47.9%増)に引き下げた。
株探ニュース