東北電が急反落、今期最終損益見通しを赤字幅拡大に修正
東北電力<9506>が急反落。1月31日の取引終了後に23年3月期業績予想の修正を発表し、最終損益を1800億円の赤字から2200億円の赤字(前期1083億6200万円の赤字)へ引き下げた。従来予想から赤字幅が拡大する見通しとなったことから、これが嫌気され売られている。
燃料価格の高騰や円安の影響、卸電力取引市場の価格上昇による電力調達コストの増加が要因。燃料高騰を受けて燃料費調整額が増加することから、売上高見通しは2兆7400億円から3兆800億円(前期比46.4%増)へ引き上げた。同時に発表した第3四半期累計(22年4~12月)の決算は、売上高が2兆1324億円(前年同期比52.4%増)、最終損益が2303億9300万円の赤字(前年同期24億1700万円の黒字)だった。
株探ニュース