日本空港ビルは急反発、インバウンド特需追い風に米系ファンド買い増しも思惑呼ぶ
日本空港ビルデング<9706>は25日移動平均線を足場に急反発、一時370円高の6360円まで買われ、9月13日につけた年初来高値6420円を視界に捉えている。羽田空港ターミナルビルの賃貸・管理のほか、物販や免税店なども手掛けており、外国人観光客の入国規制大幅緩和を受け収益メリットが大きいとの見方で買い人気を誘っている。信用買い残が少なく、直近信用倍率は1.01倍と需給面で上値が軽い。さらに機関投資家の実需買いも呼び込んでおり、今月7日の変更報告書で米系投資ファンド大手のキャピタル・リサーチ・アンド・マネージメント・カンパニーが同社の保有株比率を5.16%から6.22%に高めたことを発表、これも株価の先高期待につながっているもようだ。
株探ニュース