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ミロク情報 Research Memo(3):2018年3月期業績は7期連続で最高益を更新

特集
2018年7月11日 15時03分

■業績動向

1. 2018年3月期業績の概要

ミロク情報サービス<9928>の2018年3月期の連結業績は、売上高が前期比5.2%増の27,582百万円、営業利益が同9.3%増の4,485百万円、経常利益が同10.4%増の4,426百万円、親会社株主に帰属する当期純利益が同10.0%増の2,877百万円と7期連続で最高益を更新した。また、売上高、各利益ともにほぼ期初の会社計画どおりに着地している。

成長戦略として取り組んできた「顧客基盤とサービス収入の拡大」並びに「受注残高を意識した経営目標管理の徹底」が着実に収益増につながっていると評価される。売上高については会計事務所・企業向けERPシステムが前期比6~7%増といずれも増加したほか、新規顧客の開拓が進んだことでストック型ビジネスとなるサービス収入も同5.8%増と伸張したことが増収要因となった。また、システム導入契約売上高の期末受注残についても、6.63ヶ月(期首比で1.03ヶ月増)と着実に積み上がっており、受注面でも順調に拡大していることがうかがえる。

収益性について見ると、売上総利益率は前期比横ばいの66.3%となった。また、人件費や販促費の増加を主因に販管費は前期比3.9%増加したが、増収効果により販管費率は同0.6ポイント低下し、この結果、営業利益率は同0.7ポイント増の16.3%と4期連続で上昇、過去最高水準を更新している。

また、四半期ベースの動きを見ると第3四半期まで増収増益を続けてきたが、第4四半期に売上高で前年同期比1.3%減、営業利益で同38.0%減と減収減益に転じている。売上高については企業向けERPシステムに関して、複数の案件で検収が4月以降にずれ込んだことが要因となっている。特に、同社のシステムに不具合があったわけではなく、ここ最近は顧客先の他のシステムとの連携のための検証テストに時間を要する傾向になってきており、今回はこうした案件が複数、発生したことが要因となっている。また、営業利益については業績が好調に推移していることもあり、社員満足度向上のための施策(決算賞与の支給、労務改善環境等)で約3.8億円の費用を計上したことが減少要因となっている。なお、2019年3月期についてはベースアップ等給与改定を実施したことで、四半期ごとの偏りはある程度、解消される見込みだ。

(執筆:フィスコ客員アナリスト 佐藤 譲)

《MH》

提供:フィスコ

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