ソフトバンクGが大幅安で年初来安値更新、出資先の中国配車アプリ大手に違法行為認定
ソフトバンクグループ<9984>が大幅安、一時6%を超える下げで7300円台前半まで水準を切り下げた。6月21日につけた7461円を下回り年初来安値を更新、時価は20年12月上旬以来の安値圏に沈んでいる。米国ではハイテク株比率の高いナスダック総合指数が最高値を更新しており、従来であれば米ハイテク企業へ積極的に投資している同社にとっては含み益拡大が追い風材料となるところだが、最近はナスダック指数との株価連動性が低下している。一方、前日4日には同社がビジョン・ファンドを通じて出資する中国配車アプリ最大手滴滴出行(ディディ)のアプリに対し、中国のネット規制当局が、個人情報収集などに関する法律などの重大な違反を確認したと発表し、アプリのダウンロード停止を命じたことで、これを材料に売りが仕掛けられた格好だ。
最終更新日:2021年07月05日 09時58分
株探ニュース