Japan Eyewear Holdings:OUTPERFORM継続【今村証券アナリストレポート】
●Japan Eyewear Holdings<5889>[東証P]
レーティング: OUTPERFORM(2026/4/2)→ OUTPERFORM
◆眼鏡の製造小売業(SPA)、「金子眼鏡」「フォーナインズ」展開
◆直営店販売が好調
◆国内外で新規出店し、ブランド力の醸成・浸透を図る

(注)2023年9月30日付で普通株式1株につき20株の割合で株式分割を実施しており、23/1期~24/1期のEPS・1株配は23/1期首に分割が行われたと仮定して算定。
◆眼鏡の製造小売業(SPA)、「金子眼鏡」「フォーナインズ」展開
「金子眼鏡」と「フォーナインズ」のブランドを持つ。眼鏡の世界三大産地で、技術力・加工力に長けた「福井・鯖江」の職人技により、自社で企画したデザイン性や機能性が高い眼鏡を製造し、ブランドの世界観を表現した直営店などで販売する。直営店は①ファッション性が高い、②高所得者層が多い、③インバウンド(訪日外国人)需要が見込める―といった条件で立地を厳選し、2026年6月18日現在、国内105店舗、海外12店舗(中国5店舗、香港2店舗、台湾1店舗、シンガポール2店舗、フランス2店舗)を持つ。①高級感のあるブランドイメージの醸成を進めていること、②鯖江生産の高品質・高単価眼鏡を同じ事業規模で展開する競合がおらず、価格決定権を有すること―から高利益率が実現できている(前期(2026年1月期)売上収益営業利益率32.0%)。
◆直営店販売が好調
今期(2027年1月期)第1四半期の売上収益は前年同期比15%増、営業利益は同28%増と大きく伸び、売上収益営業利益率は34.6%(前年同期比+3.4ポイント)に高まった(資料1、出所:決算短信・決算説明資料・有価証券報告書)。ボーナス商戦時期にあたる第2四半期・第4四半期に売上・利益が大きくなる傾向があるにも関わらず、今期第1四半期の営業利益は四半期ベースでの過去最高を更新した。会社予想に対しても1億円程度上回った模様だ。
直営店での販売(今期第1四半期売上収益の79%相当)が好調だった。国内では、日本人向け(同53%相当)が前年同期比7%増え、インバウンド向け(同21%相当)は今期会社予想(前期比3%増)を超える同14%増となり、中国客の減少を、韓国・香港・台湾など中国以外の客数増加が上回った。既存店でみても販売は好調で、「金子眼鏡」が前年同期比7%増、「フォーナインズ」が同5%増だった。ブランドの浸透、ブランド力と高品質な商品の開発を通した継続的な単価上昇が押し上げた。海外でもブランド浸透を背景に順調に推移した。

◆国内外で新規出店し、ブランド力の醸成・浸透を図る
新規出店に関しては、今期第1四半期において国内2店舗、海外1店舗を実施した。通期会社予想には国内5店舗、海外2店舗の出店を織り込み、今期に入り出店を決めた数店舗を追加する可能性がありそうだ。
国内では、「フォーナインズ」ブランドを出店の中心に据える。「金子眼鏡」は大都市圏に概ね出店済みであるのに対して、「フォーナインズ」は卸売比率が高く、まだ直営店が少ない(資料2、出所:決算説明資料)。「金子眼鏡」の出店ノウハウを活用して拡大していく。
海外は、中国への「金子眼鏡」の出店が中心となる。中国はラグジュアリーブランドへの嗜好性が高く、日中関係悪化後も現地店舗の売上動向に変化はない。ブランドイメージを醸成する出店と、売上・利益獲得を目的とした集客力が高い商業施設などへの出店をバランスよく行っていく。「金子眼鏡」は2024年以降、香港、シンガポール、台湾でも出店しており、ブランドを浸透させ、現地売上の拡大だけでなく、国内店舗でのインバウンド売上増加も狙う。

◆投資判断は「OUTPERFORM」継続
今村証券による今期業績予想は、売上収益209億円(前期比+12.1%)、営業利益70億円(同+17.5%)、EPS188円とする。第1四半期の好調に加えて、第2四半期以降の販売好調継続を想定して、会社予想(売上収益206億円、営業利益68億円、EPS182.32円)、前回(4月)今村証券予想(売上収益207億円、営業利益69億円、EPS184円)から若干上振れると見込んだ。来期(2028年1月期)予想は、売上収益230億円(今期今村証券予想比+10.0%)、営業利益78億円(同+11.4%)、EPS210円とし、2桁の増収・営業増益が続くだろう。配当金は、今期が90円(前期比+16円、会社予想比+4円)、来期は今期今村証券予想並みの配当性向が続くとみて100円を予想する。現在の株価には割安感があると判断し、「OUTPERFORM」継続。
| 【レーティングの定義】 OUTPERFORM:今後12カ月間のトータルリターンがTOPIXの予想リターンを10%超上回ると予想される。 NEUTRAL:今後12カ月間のトータルリターンがTOPIXの予想リターンの+10%と-10%の間に入ると予想される。 UNDERPERFORM:今後12カ月間のトータルリターンがTOPIXの予想リターンを10%超下回ると予想される。 トータルリターン:株価変動率+配当利回り 目標株価は12カ月間の投資を想定しており、将来発行されるレポートで修正されることもあります。 |
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金融商品取引業者 北陸財務局長(金商) 第3号
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今村証券より提供されたレポートを掲載しています。
株探ニュース