Genky DrugStores:NEUTRAL継続【今村証券アナリストレポート】
●Genky DrugStores<9267>[東証P]
レーティング: NEUTRAL(2026/2/4)→ NEUTRAL
◆低価格・低コストを追求したドラッグストア「GENKY」(ゲンキー)
◆業績は予想通りの伸び
◆既存店売上高の堅調持続、新規出店の加速を見込む

(注)2024年6月21日付で普通株式1株につき2株の株式分割を実施しており、23/6期~24/6期のEPS・1株配は23/6期期首に分割が行われたと仮定して算定。
◆低価格・低コストを追求したドラッグストア「GENKY」(ゲンキー)
ドラッグストアが主軸の上場企業の内、直近決算期の売上高は9位。福井県を地盤に、岐阜、愛知、石川、滋賀を合わせた5県で536店舗(2026年8月17日現在)を展開中だ。
前期(2026年6月期)における食品の売上構成比は71.1%と業界全体の34.2%(経済産業省:商業動態統計調査2025年度)を大きく上回り、同業上場企業(直近決算期)のなかで最も高い。生鮮食品など食品の品揃え・品質強化、EDLP(エブリデー・ロー・プライス。毎日一定の低価格で販売する手法)の徹底が要因だ。また販管費率は同業上場企業で最も低い15.4%であり、店舗のレイアウト、オペレーションの標準化や、店舗開発、プライベートブランド(PB)商品開発、物流、生鮮食品製造加工を自社で担うなど、低コスト経営を追求している。
◆業績は予想通りの伸び
前期の売上高は前の期比9%増の2206億3800万円、営業利益は同13%増の109億8500万円だった(資料1、出所:決算短信)(資料2、出所:決算短信・決算説明資料)。1月に見直した会社予想(売上高2212億円、営業利益110億5000万円)、前回(2月)今村証券予想(売上高2220億円、営業利益111億円)とほぼ同水準で着地した。既存店売上高が会社予想を下回ったとはいえ堅調に推移した。


今期(2027年6月期)会社予想は売上高2440億円、営業利益120億円。これは前回今村証券予想(売上高2440億円、営業利益122億円)とほぼ同水準だ。既存店売上高の堅調持続、新規出店数の加速を見込む。純利益は前期比4%増の予想であり、税制の変更を織り込み、営業・経常利益の同8~9%増より伸びが鈍くなっている。
◆既存店売上高の堅調持続、新規出店の加速を見込む
今期会社予想における既存店売上高の前提は前期比3.5%増だ(前期は2.9%増)。物価高に伴って消費者の節約志向が高まるなか、生鮮食品・惣菜強化、EDLP維持による価格優位性を活かして来店客数を増やしていく。初月度(7月度)は前年同月比2.1%減と落ち込んだが、土曜日が1日少なかったこと、前期第1四半期に備蓄米を販売した反動を除くと、同2~3%増だったとみられる(資料3、出所:月次営業速報)。

新規出店の前提は75店舗(前期比18店舗増)だ(資料4、出所:決算短信・決算説明資料)。来店客数の増加、店舗業務効率化の追求により小商圏でも出店可能にし、さらに、昨年からは独自分析で判断した出店確度の高い物件候補地に絞って地権者と交渉するようにしたことが成約数の増加につながっている。今期は地権者との交渉を担当する人員を増やし、来期(2028年6月期)以降のさらなる出店加速を目指す。前期にみられた店舗建設の遅れを防ぐ対策としては、工程の前倒し、進捗のシステム管理などを進める。

◆投資判断は「NEUTRAL」継続
今村証券による業績予想は、今期が会社予想通り、来期が売上高2660億円(今期今村証券予想比+9.0%)、営業利益131億円(同+9.2%)とする。来期の業績予想の前提は、店舗純増数80店舗程、既存店売上高2%増程とした。会社の「売上高営業利益率5%を上回るようなら商品価格を値下げし、売上の増加につなげる」方針も考慮した。
今期、来期の業績予想に基づくバリュエーションは妥当な水準と考え、投資判断は「NEUTRAL」を継続する。
| 【レーティングの定義】 OUTPERFORM:今後12カ月間のトータルリターンがTOPIXの予想リターンを10%超上回ると予想される。 NEUTRAL:今後12カ月間のトータルリターンがTOPIXの予想リターンの+10%と-10%の間に入ると予想される。 UNDERPERFORM:今後12カ月間のトータルリターンがTOPIXの予想リターンを10%超下回ると予想される。 トータルリターン:株価変動率+配当利回り 目標株価は12カ月間の投資を想定しており、将来発行されるレポートで修正されることもあります。 |
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今村証券より提供されたレポートを掲載しています。
株探ニュース