話題株ピックアップ【昼刊】:スクエニHD、日産自、テラドローン
■スクエニHD <9684> 3,199円 +244 円 (+8.3%) 11:30現在 東証プライム 上昇率トップ
スクウェア・エニックス・ホールディングス<9684>が大幅高で3連騰。同社は8月10日引け後に、27年3月期第1四半期(4~6月)の売上高が前年同期比3割増で、経常利益が2.7倍となる好決算を発表している。「Nintendo Switch 2(ニンテンドースイッチ・ツー)」向けの「ファイナルファンタジー7 シリーズ」などが増収増益に寄与する格好となり、翌営業日に年初来高値を更新した。足もとでは一進一退の動きを続けていた。こうしたなか月刊誌「選択」9月号がスクエニHDに関する記事を掲載。選択のホームぺージでは「スクウェア・エニックスに非公開観測 色めき立つ外資系ファンド勢」とのタイトルで告知されている。これを受け、ファンド勢によるTOB(株式公開買い付け)を巡る思惑が広がり、買いが優勢となったようだ。
■井関農機 <6310> 1,927円 +68 円 (+3.7%) 11:30現在
井関農機<6310>は堅調。8月31日取引終了後、固定資産の売却で約61億円の譲渡益が発生することになったと発表した。3月に熊本の生産機能を松山へ移管したことに伴うもの。27年12月期第1四半期に特別利益として計上する見込みという。これが買い手掛かりとなっているようだ。
■明海グループ <9115> 1,073円 +34 円 (+3.3%) 11:30現在
明海グループ<9115>が反発している。8月31日の取引終了後に関東財務局に提出された変更報告書で、英国ロンドンに本拠を置く投資顧問会社ゼナーアセットマネジメントによる株式保有割合が5.05%から6.20%に上昇したことが判明しており、これを受けて需給思惑的な買いが入っているようだ。保有目的は「投資を主な目的とするが、企業価値向上を目的として発行者の経営陣、社外取締役その他関係者との意見交換を行うことがある。また、ガバナンス、サステナビリティまたは業務・資本効率の改善に関する提言を行う場合があり、状況に応じて発行者の経営陣との積極的な意見交換を行うことがある」としており、報告義務発生日は8月24日となっている。
■日産自動車 <7201> 338.3円 +9.8 円 (+3.0%) 11:30現在
日産自動車<7201>が堅調推移。同社とホンダ<7267>は8月31日の取引終了後、次世代SDV(ソフトウェア定義車両)の中核となるECU(電子制御ユニット)や、車載OSなど一部ソフトウェアを共通化することに合意し、共同開発契約を締結したと発表した。両社が検討してきた協業に関して、SDV分野で一歩前進したことをポジティブに評価する向きもあって、買いが優勢となっている。ホンダは3日続伸している。共同開発するECUやソフトウェアを、2029年度以降、両社のSDVに適用することを目指す。ECUやソフトウェアの共通化により、開発効率の最大化を図るとともに、コスト低減にもつなげる。
■Terra Drone <278A> 18,210円 +440 円 (+2.5%) 11:30現在
Terra Drone<278A>は朝安後切り返し、大幅反発している。8月31日、マレーシアの防衛企業DRB-ハイコム・ディフェンス・テクノロジーズ(DEFTECH)と防衛・安全保障分野における戦略的協業を始めると発表しており、材料視した買いが集まっている。テラドローンによると、DEFTECHはマレーシア最大級のコングロマリットであるDRB-ハイコムグループの中核防衛企業であり、マレーシア軍の装備国産化を担っている。テラドローンは今回の協業のもと、マレーシアを起点とし、ASEANにおける防衛・公共安全向け無人機ソリューションの事業拡大を目指す。また、テラドローンは同日に石油・ガス関連施設や発電所といった重要インフラを、ドローンによる侵入・攻撃から防護するC-UASシステムの開発を始めると開示。こちらも株価の支援材料となっているようだ。
■因幡電機産業 <9934> 3,156円 +71 円 (+2.3%) 11:30現在
因幡電機産業<9934>は5日続伸。8月31日取引終了後、フジクラ<5803>傘下の藤倉商事の全株式を取得し、同企業を完全子会社化すると発表した。買収額は非開示。これにより、フジクラグループ製品の取り扱いラインアップを拡充する。また、藤倉商事が持つ電子部品やコネクターなどの分野における高度な専門性と、因幡電産の営業基盤を融合させ、提案力強化と販売機会の拡大による収益力向上を目指す。今後の業績貢献が期待されているようだ。
■IHI <7013> 2,734.5円 +52.5 円 (+2.0%) 11:30現在
IHI<7013>が反発している。SMBC日興証券が8月31日付でIHIの投資評価を3段階で真ん中の「2」から最上位の「1」に引き上げた。スペアパーツが中東情勢の影響を大きく受けずに堅調に推移している点を評価し、ディスカウント率を20%から10%に変更。適用PER(株価収益率)26倍を据え置きながら、目標株価を2900円から3800円に増額修正した。また、同証券はIHIの28年3月期営業利益予想を1996億円から2328億円に見直している。
■広済堂ホールディングス <7868> 563円 +8 円 (+1.4%) 11:30現在
広済堂ホールディングス<7868>は4日ぶり反発。8月31日取引終了後、9月18日付で1618万5205株(発行済み株式総数の9.85%)の自社株を消却すると発表した。3月末時点で東証プライム市場の上場維持基準のうち「流通株式比率」に適合していなかったが、今回の自社株消却によって基準を充たす見込みという。これが手掛かりとなっているようだ。
■メニコン <7780> 1,935円 +25 円 (+1.3%) 11:30現在
メニコン<7780>が反発している。この日、シード<7743>及び福山通運<9075>と共同で実証実験を進めていた共同配送について、9月から本格運用を開始したと発表しており、物流効率化につながるとの期待から買われているようだ。同取り組みは、メニコンとシードが共同配送の対象となる荷物を集約し、福山運が有する輸送ネットワークと運行・配送管理のノウハウを活用することで、積載効率の向上及び配送の効率化を図るもの。25年7月から九州エリアで実証実験を実施してきたが、一定の成果が確認されたことから、今回、本格運用へ移行する。まずは、実証実験の対象だった九州エリアの一部のメニコングループ販売店向け荷物に加えて、取り組みに賛同したメニコン及びシードの九州エリアの顧客向け荷物にも対象を拡大し、今後も取り組みに賛同する顧客の参画を促進し対象拡大を図るとしている。
■イーレックス <9517> 879円 +9 円 (+1.0%) 11:30現在
イーレックス<9517>が反発している。この日、他社が保有する特別高圧・高圧の系統用蓄電池を対象としたアグリゲーションサービスを9月1日に開始したと発表しており、好材料視されている。アグリゲーション事業は、再生可能エネルギーや蓄電池、需要側リソースなどの分散電源を統合的に制御・運用することで、電力の需給バランスを最適化し、その価値を電力市場で創出・提供する事業のこと。再生可能エネルギーの導入拡大に伴い、電力需給の柔軟な調整力として蓄電池の重要性が高まるなか、蓄電池保有事業者に代わって同社が市場運用を行うことで、蓄電池の価値向上を支援するとしている。
■キオクシア <285A> 49,940円 -50 円 (-0.1%) 11:30現在
キオクシアホールディングス<285A>は強弱観対立、やや売り優勢ながら5万円大台近辺で売り買いを交錯させている。ここ25日移動平均線を絡めた攻防が続いているが、前日は朝安後に切り返し反発して引けた。売買代金は前日まで6営業日連続で2兆円台を下回っており、株価も狭いレンジでのもみ合い圏推移が続いているが、日柄的には煮詰まり限界から上下どちらかに動きが出やすいタイミングにある。そうしたなか、前日の米国株市場では同社と同業態で株価連動性の高いサンディスク<SNDK>が5.5%高と大きく水準を切り上げ、半導体セクターに対する投資家心理を支えたことで、これがポジティブ視される可能性がある。前週27日には、キオクシアとサンディスクが政府支援を前提に国内で2032年までに総額約5兆円の投資を見込んでいると発表し、マーケットで話題となった。両社に限らず世界的にAIへの過剰投資懸念はくすぶるものの、生産能力の増強は業界で勝ち組となるうえでは必須事項であり、「ここで手をこまねいていては成長期待の剥落から結局は株価に下押し圧力が働く」(中堅証券ストラテジスト)という指摘もある。キオクシアの株価は6月22日につけた最高値11万2700円から依然として半値以下の水準にディスカウントされた状態で、中期視野で値ごろ感に着目した買いも継続しているもようだ。
■デルタフライ <4598> 146円 +42 円 (+40.4%) 11:30現在
Delta-Fly Pharma<4598>が急反発している。8月31日の取引終了後に、切除不能/再発・進行性の膵臓がんで3次治療以降を受ける患者を対象に日本で実施中のDFP-17729(がん微小環境調節剤)の第2/3相臨床試験について、第2相部分のデータ解析状況を発表。これまでに試験継続に影響する副作用は認められておらず、現時点で二重盲検下における全ての被験者の生存率は71.8%、OS(生存期間)中央値は約7.2カ月となったとした。一般的に、3次治療以降の進行膵臓がん患者は予後が厳しく、OS中央値は約3~4カ月と報告されていることから、現在も二重盲検下で試験は継続中であり、最終的な有効性評価は完了していないものの、OS延長に寄与する可能性を示唆しているとした。
■アスタリスク <6522> 1,656円 -500 円 (-23.2%) ストップ安売り気配 11:30現在
アスタリスク<6522>はウリ気配スタート。8月31日取引終了後、26年8月期連結業績予想について売上高を22億9100万円から14億5000万円(前の期比13.0%減)へ、最終損益を6500万円の黒字から3億3000万円の赤字(前の期1億8200万円の赤字)へ下方修正すると発表した。従来の黒字予想から一転赤字に転落する見通しとなり、これを嫌気した売りが膨らんでいる。米国子会社の大型案件について、顧客との調整などで売り上げ計上時期が後ずれする見込みとなったため。国内の一部大型案件の後ずれも響く。また、保有する投資有価証券の評価損が発生したことも織り込んだ。
●ストップ高銘柄
いつも <7694> 727円 +100 円 (+16.0%) ストップ高 11:30現在
ブレインズテクノロジー <4075> 1,387円 +300 円 (+27.6%) ストップ高買い気配 11:30現在
以上、2銘柄
●ストップ安銘柄
アスタリスク <6522> 1,656円 -500 円 (-23.2%) ストップ安売り気配 11:30現在
以上、1銘柄
株探ニュース