【記者座談会】変調・AI相場、キオクシアの株価復活はあるのか<2026年度1Q決算編①>
─ベテラン記者たちが語るAI・半導体相場の行方─
急落のAI・半導体セクター、光明はアドバンテストの最高益更新
──2027年3月期第1四半期決算シーズンも終わりました。前回の決算総括座談会に引き続き、今回も決算の結果や相場の方向性などについて自由に語り合っていきたいと思います。
(銀)
今回の決算をざっと振り返ると、AI・半導体企業の業績は引き続き絶好調、円安進行を受けて自動車も堅調、金利上昇と資源高により銀行や商社も良かった。反対に総じて振るわなかったのは小売業ですが、全てが悪いわけではなくて、100円ショップのような企業は業績好調です。スタグフレーションと言えば極端かもしれませんが、物価が上昇する中で、一般的な消費者の財布のひもは固くなってきている。インバウンドが増加している影響もあるのかもしれませんね。"外国人向け価格"についていけないという人々が増えている。
(葵)
米国ではK字型経済が進んでいると言われますが、日本でもやはり昨今の株高によって潤う富裕層は確実に増えています。ですから一部の高額商品は売れるかもしれないけど、株高に乗れていない多くの消費者は、100円ショップなどで生活を守るしかないのでしょう。
(鵙)
100円ショップはデフレ産業ではなく、いまやインフレ時代の生活防衛産業と言えますね。ところで前回の座談会はAI・半導体の一極集中により日経平均が急騰する局面で行いました。その後、世界的に半導体株が調整し、8月になって再び上昇基調を取り戻しつつあります。今回の四半期決算でもAI・半導体企業の決算は市場関係者が予測するとおりの好決算となっていますが、株価の反応は以前ほどではありません。そこで多くの投資家が知りたいのは、AI・半導体の上昇相場が再び訪れるのかというところだと思います。