【↑】日経平均 大引け| 小反発、石油株など資源関連買われ配当落ち埋める (12月27日)

市況
2017年12月27日 17時35分

日経平均株価

始値  22854.39

高値  22936.16(09:47)

安値  22854.39(09:00)

大引け 22911.21(前日比 +18.52 、 +0.08% )

売買高  9億8124万株 (東証1部概算)

売買代金 1兆7089億円 (東証1部概算)

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■本日のポイント

1.日経平均は小幅反発、配当権利落ちこなして買い優勢

2.米ハイテク株安も半導体や電子部品関連など頑強で投資家心理改善

3.原油高を背景に石油株や総合商社など買われ全体支える

4.12月決算銘柄は権利落ちに絡む手仕舞い売りで値を下げる銘柄も

5.売買代金は依然として低調で、日経平均は上値も重い展開に終始

■東京市場概況

3連休明けの米国市場では、NYダウは7ドル安と続落。アップルやインテルなどハイテク株が売られ指数を押し下げた。

東京市場では、前日の米株安などを背景に売りが先行したが、下値も頑強で寄り後は買い戻される展開となった。ただ、上値も重かった。

27日の東京市場は引き続き商い低調ななか方向感の定まりにくい展開。配当権利落ちの影響もあって売り優勢で始まった後は、押し目買いが入り日経平均はプラス圏に切り返した。前日の米国株市場ではNYダウ、ナスダック指数ともに軟調でアップルをはじめハイテク株への売りが目立ったことから、これが東京市場の重荷となるとみられていた。外国為替市場でも1ドル=113円20銭近辺の推移と前日よりやや円高傾向で推移していたことも警戒された。しかし、半導体装置関連や電子部品関連が比較的堅調な動きをみせたことが、投資家心理を改善させた。また、原油価格の上昇を背景に石油株や総合商社など資源関連に買いが入り全体相場を支えた。もっとも、商い薄のなか上値の重さも意識され、日経平均は小幅高にとどまった。

個別では任天堂<7974>が断トツの売買代金をこなし堅調、ファーストリテイリング<9983>も買い優勢となったほか、三菱商事<8058>、川崎重工業<7012>も上昇した。国際石油開発帝石<1605>、JXTGホールディングス<5020>なども高い。また、セレス<3696>、カーリットホールディングス<4275>が値を飛ばし、オプトラン<6235>、フィックスターズ<3687>、アカツキ<3932>も買われた。

半面、キヤノン<7751>、JT<2914>など本日権利落ち日となった12月決算銘柄が値を下げている。平和堂<8276>が大幅安、ハイデイ日高<7611>も大きく値を下げた。オハラ<5218>が利食われたほか、科研製薬<4521>、カチタス<8919>、ヤマシンフィルタ<6240>なども安い。オーバル<7727>、住友ゴム工業<5110>なども下落した。

日経平均へのプラス寄与度上位5銘柄はファストリ <9983> 、東エレク <8035> 、スズキ <7269> 、三菱商 <8058> 、住友鉱 <5713> 。5銘柄の指数押し上げ効果は合計で約41円。うち29円はファストリ1銘柄によるもの。

一方、マイナス寄与の上位5銘柄はキヤノン <7751> 、日東電 <6988> 、トレンド <4704> 、京セラ <6971> 、ブリヂストン <5108> 。押し下げ効果は約27円。

東証33業種のうち上昇は26業種。上昇率の上位5業種は(1)石油石炭製品、(2)鉱業、(3)証券商品先物、(4)非鉄金属、(5)海運業。一方、下落率の上位5業種は(1)ゴム製品、(2)食料品、(3)医薬品、(4)電気機器、(5)化学。

■個別材料株

△ピックルス <2925>

3-11月期(3Q累計)経常が61%増益で着地。

△Jフロント <3086>

3-11月期(3Q累計)税引き前が26%増益。

△ランシステム <3326> [JQ]

虎杖東京と業務提携。

△ロックオン <3690> [東証M]

経済産業省の「地域未来牽引企業」に選定。

△セブンシーズ <3750> [東証2]

1→5の株式分割を実施。

△エディア <3935> [東証M]

ギークスから「SHOW BY ROCK!!」の運営を移管。

△ニュートンF <7169> [JQ]

0.54%を上限に自社株買いを実施。

△村上開明 <7292> [東証2]

電子ルームミラーの量産車両への搭載が決定。

△前田工繊 <7821>

東海東京調査センターが目標株価を2420円へ引き上げ。

△三益半導 <8155>

今期経常を8%上方修正。

▼オークネット <3964>

今期経常を23%下方修正。

▼ハイデ日高 <7611>

9-11月期(3Q)経常は7%減益。

東証1部の値上がり率上位10傑は(1)カーリットH <4275> 、(2)セレス <3696> 、(3)オプトラン <6235> 、(4)ボヤージュ <3688> 、(5)ティア <2485> 、(6)森六 <4249> 、(7)コスモHD <5021> 、(8)ペッパー <3053> 、(9)シンクロ <3963> 、(10)愛眼 <9854>

値下がり率上位10傑は(1)平和堂 <8276> 、(2)ロランドDG <6789> 、(3)ハイデ日高 <7611> 、(4)レッグス <4286> 、(5)オークネット <3964> 、(6)科研薬 <4521> 、(7)フコク <5185> 、(8)オハラ <5218> 、(9)ユニカフェ <2597> 、(10)ヨシムラHD <2884>

【大引け】

日経平均は前日比18.52円(0.08%)高の2万2911.21円。TOPIXは前日比2.78(0.15%)高の1829.79。出来高は概算で9億8124万株。値上がり銘柄数は1472、値下がり銘柄数は494となった。日経ジャスダック平均は3935.50円(41.83円高)。

[2017年12月27日]

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