欧州政治不安

経済
2018年1月4日 9時20分

昨年12月20日付けの独紙ビルトは、メルケル独首相率いるキリスト教民主同盟(CDU)の幹部の見解を引用し、「メルケル首相が社会民主党(SPD)との連立交渉に失敗し、解散・総選挙となっても出馬を見送る」との見方を示した。ドイツの政治不安は消え去っていないと見るべきか。また、イタリアでは3月4日に総選挙が行なわれることになったが、国内政治の流動化に対する警戒感が早くも広がっている。

ユーロ圏の金利先高観が台頭したことでユーロは堅調に推移しているが、ドイツ、イタリアにおける政治不安が高まった場合、リスク回避的なユーロ売り・米ドル買いが強まる可能性がある。この影響で米ドル・円相場はやや円安方向に振れる可能性があるが、ユーロ売り・円買いが急増するとの見方もあり、ドル・円相場はもみ合う状態が続く可能性は残されている。

《MK》

提供:フィスコ

人気ニュースアクセスランキング 直近8時間

特集記事

株探からのお知らせ

過去のお知らせを見る
米国株へ
株探プレミアムとは
PC版を表示
【当サイトで提供する情報について】
当サイト「株探(かぶたん)」で提供する情報は投資勧誘または投資に関する助言をすることを目的としておりません。
投資の決定は、ご自身の判断でなされますようお願いいたします。
当サイトにおけるデータは、東京証券取引所、大阪取引所、名古屋証券取引所、JPX総研、ジャパンネクスト証券、China Investment Information Services、CME Group Inc. 等からの情報の提供を受けております。
日経平均株価の著作権は日本経済新聞社に帰属します。
株探に掲載される株価チャートは、その銘柄の過去の株価推移を確認する用途で掲載しているものであり、その銘柄の将来の価値の動向を示唆あるいは保証するものではなく、また、売買を推奨するものではありません。
決算を扱う記事における「サプライズ決算」とは、決算情報として注目に値するかという観点から、発表された決算のサプライズ度(当該会社の本決算か各四半期であるか、業績予想の修正か配当予想の修正であるか、及びそこで発表された決算結果ならびに当該会社が過去に公表した業績予想・配当予想との比較及び過去の決算との比較を数値化し判定)が高い銘柄であり、また「サプライズ順」はサプライズ度に基づいた順番で決算情報を掲載しているものであり、記事に掲載されている各銘柄の将来の価値の動向を示唆あるいは保証するものではなく、また、売買を推奨するものではありません。
(C) MINKABU THE INFONOID, Inc.