前場に注目すべき3つのポイント~ファーストリテが日経平均を下支え

市況
2018年1月12日 8時36分

12日前場の取引では以下の3つのポイントに注目したい。

■株式見通し:ファーストリテが日経平均を下支え

■前場の注目材料:オムロン、「眠気」予兆検知、自覚する前に、居眠り運転警告

■ファーストリテが日経平均を下支え

12日の日本株市場は反発が見込まれる。11日の米国市場では、税制改革による企業業績への好影響が未だに十分株価に織り込まれていないとの見方から終日堅調推移となった。主要指数は揃って最高値を更新し、シカゴ日経225先物は大阪比135円高の23785円となる中、これにサヤ寄せする格好から、買い先行の展開になろう。

また、ファーストリテ<9983>が昨夕発表した決算評価の流れから、ADRでは4%超の上昇となっている。これを引き継ぐ格好となるようだと、日経平均を70-80円程度押し上げてくる要因になるため、前日の下落部分をファーストリテで吸収する格好になりそうである。インバウンド需要など小売セクターへの波及が意識される。

その他、原油価格など商品相場の上昇傾向が続いており、資源関連への物色も続きそうである。一方でドル円相場は1ドル111円30銭程度での推移をみせているが、今後本格化する決算を前に円安効果が期待しづらい面もある。自動車などは利益確定の流れに向かう可能性もあるだろう。

(株式部長・アナリスト 村瀬智一)

■前場の注目材料

・NYダウは上昇(25574.73、+205.60)

・ナスダックは上昇(7211.78、+58.21)

・個人主体の中小型株物色が活発

・NY原油は上昇(63.80、+0.23)

・NY金は上昇(1322.5、+3.2)

・SOX指数は上昇(1314.35、+8.12)

・シカゴ日経225先物(23785、+135)

・ファーストリテ、ADRで4%超の上昇

・オムロン<6645>、「眠気」予兆検知、自覚する前に、居眠り運転警告

・関西電<9503>、EV充電の遠隔制御、住友電<5802>、日産自<7201>などと実証開始

☆前場のイベントスケジュール

<国内>

・10:00  営業毎旬報告(1月10日現在、日本銀行)

<海外>

・特になし

《HT》

提供:フィスコ

人気ニュースアクセスランキング 直近8時間

特集記事

株探からのお知らせ

過去のお知らせを見る
米国株へ
株探プレミアムとは
PC版を表示
【当サイトで提供する情報について】
当サイト「株探(かぶたん)」で提供する情報は投資勧誘または投資に関する助言をすることを目的としておりません。
投資の決定は、ご自身の判断でなされますようお願いいたします。
当サイトにおけるデータは、東京証券取引所、大阪取引所、名古屋証券取引所、JPX総研、ジャパンネクスト証券、China Investment Information Services、CME Group Inc. 等からの情報の提供を受けております。
日経平均株価の著作権は日本経済新聞社に帰属します。
株探に掲載される株価チャートは、その銘柄の過去の株価推移を確認する用途で掲載しているものであり、その銘柄の将来の価値の動向を示唆あるいは保証するものではなく、また、売買を推奨するものではありません。
決算を扱う記事における「サプライズ決算」とは、決算情報として注目に値するかという観点から、発表された決算のサプライズ度(当該会社の本決算か各四半期であるか、業績予想の修正か配当予想の修正であるか、及びそこで発表された決算結果ならびに当該会社が過去に公表した業績予想・配当予想との比較及び過去の決算との比較を数値化し判定)が高い銘柄であり、また「サプライズ順」はサプライズ度に基づいた順番で決算情報を掲載しているものであり、記事に掲載されている各銘柄の将来の価値の動向を示唆あるいは保証するものではなく、また、売買を推奨するものではありません。
(C) MINKABU THE INFONOID, Inc.