【↑】日経平均 大引け| 4日ぶり反発、円高進行も世界株高が追い風 (1月15日)

市況
2018年1月15日 16時25分

日経平均株価

始値  23827.98

高値  23833.27(09:11)

安値  23685.02(11:12)

大引け 23714.88(前日比 +61.06 、 +0.26% )

売買高  14億2170万株 (東証1部概算)

売買代金 2兆4901億円 (東証1部概算)

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■本日のポイント

1.日経平均は4日ぶり反発、世界株高の流れに乗り切り返す

2.米国株上昇加速も為替の円高進行を背景に上値の重さも意識

3.今晩の米株市場が休場で海外投資家にポジション調整の売りも

4.東証1部の売買代金は2兆5000億円弱と若干減少傾向

5.中小型株にはストップ高が相次ぐなど、個別株物色意欲は旺盛

■東京市場概況

前週末の米国市場では、NYダウは228ドル高と大幅続伸、連日で過去最高値を更新した。予想を上回る小売売上高や金融大手の好決算が好感され買いが優勢となった。

週明けの東京市場では、買い先行の展開となり日経平均株価はプラス圏で推移した。世界株高が追い風となっているが円高の進行で上値も重かった。

15日の東京市場は前週末の欧米株市場が総じて高く、世界的な株高の流れに乗り4日ぶりに切り返しに転じた。日経平均は前週後半に3日続落と調整を入れていたこともあって広範囲に買いが広がった。ただ、外国為替市場では1ドル=110円70銭近辺で推移するなどドル安・円高の流れとなり、これが一部輸出セクターに逆風となり上値の重さも意識された。15日の米国株市場が祝日で休場となることから、海外投資家からはポジション調整の売りも観測され、買い手控えムードも拭えない。東証1部の売買代金は再び2兆円台半ばまで減少した。ただ、ストップ高銘柄が相次ぐなど一部の中小型株は値を飛ばすものも多く、個人投資家の投資意欲の強さを暗示している。

個別では、ソフトバンクグループ<9984>が売買代金を膨らませて大幅高、任天堂<7974>も堅調。三菱UFJフィナンシャル・グループ<8306>などメガバンクも物色人気を集めた。安川電機<6506>、日立製作所<6501>なども高い。ファーストブラザーズ<3454>、北の達人コーポレーション<2930>、北興化学工業<4992>がストップ高となったほか、ベクトル<6058>も値を飛ばした。また、パソナグループ<2168>、タマホーム<1419>なども大幅上昇した。

半面、ソニー<6758>、NTT<9432>が軟調、神戸製鋼所<5406>も値を下げた。DDホールディングス<3073>、ヒト・コミュニケーションズ<3654>がストップ安に売り込まれ、アルテック<9972>も前日の上昇を帳消しにする下げ。インターアクション<7725>、いちご<2337>の下げも目立った。

日経平均へのプラス寄与度上位5銘柄はソフトバンク <9984> 、ファナック <6954> 、資生堂 <4911> 、リクルート <6098> 、信越化 <4063> 。5銘柄の指数押し上げ効果は合計で約61円。うち32円はソフトバンク1銘柄によるもの。

一方、マイナス寄与の上位5銘柄はスズキ <7269> 、アサヒ <2502> 、トレンド <4704> 、ヤマハ発 <7272> 、東エレク <8035> 。押し下げ効果は約16円。

東証33業種のうち上昇は23業種。上昇率の上位5業種は(1)証券商品先物、(2)銀行業、(3)不動産業、(4)海運業、(5)保険業。一方、下落率の上位5業種は(1)石油石炭製品、(2)鉄鋼、(3)空運業、(4)水産・農林業、(5)パルプ・紙。

■個別材料株

△ホクリヨウ <1384>

今期経常を12%上方修正。

△パソナG <2168>

上期経常が3.5倍増益で着地、9-11月期も2.8倍増益。

△北の達人 <2930>

今期最高益予想を82%上乗せ、配当も2.5円増額。

△フィルC <3267> [東証M]

今期経常は64%増で4期連続最高益更新へ。

△Fブラザーズ <3454>

今期経常は46%増で2期ぶり最高益、3円増配へ。

△SHIFT <3697> [東証M]

9-11月期(1Q)経常は7倍増益、通期を上方修正。

△IGポート <3791> [JQ]

上期経常が59%増益で着地。

△サイステップ <3810> [東証2]

今期経常を一転23%増益、12期ぶり最高益に上方修正。

△レイ <4317> [JQ]

3-11月期(3Q累計)経常は2.6倍増益、通期計画を超過。

△SKジャパン <7608>

今期経常を一転2倍増益に上方修正。

▼ヒトコム <3654>

9-11月期(1Q)経常は1%減益で着地。

▼アルテック <9972>

今期経常は39%減益へ。

東証1部の値上がり率上位10傑は(1)Fブラザーズ <3454> 、(2)北の達人 <2930> 、(3)ベクトル <6058> 、(4)SKジャパン <7608> 、(5)ホクリヨウ <1384> 、(6)北興化 <4992> 、(7)パソナG <2168> 、(8)ランド <8918> 、(9)コシダカHD <2157> 、(10)ダイト <4577>

値下がり率上位10傑は(1)DDHD <3073> 、(2)ヒトコム <3654> 、(3)アルテック <9972> 、(4)イワキ <8095> 、(5)インターアク <7725> 、(6)海洋掘削 <1606> 、(7)三栄建築 <3228> 、(8)イオンファン <4343> 、(9)いちご <2337> 、(10)スターマイカ <3230>

【大引け】

日経平均は前日比61.06円(0.26%)高の2万3714.88円。TOPIXは前日比7.66(0.41%)高の1883.90。出来高は概算で14億2170万株。値上がり銘柄数は1162、値下がり銘柄数は812となった。日経ジャスダック平均は4161.02円(18.37円高)。

[2018年1月15日]

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