【↓】日経平均 大引け| 3日ぶり反落、米株安や円高で利益確定売り (1月17日)

市況
2018年1月17日 16時49分

日経平均株価

始値  23783.42

高値  23891.63(14:32)

安値  23739.17(09:49)

大引け 23868.34(前日比 -83.47 、 -0.35% )

売買高  15億4140万株 (東証1部概算)

売買代金 2兆9364億円 (東証1部概算)

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■本日のポイント

1.日経平均は3日ぶり反落、米株安と朝方の円高を嫌気

2.日経平均は朝方200円以上下げる場面があったが、その後下げ渋る

3.取引時間中に円高が一服、企業業績への期待感が押し目買い誘う

4.円高にもかかわらずトヨタがしっかり、キーエンスなども物色人気となる

5.前日に買われたファナック、ファストリテなどの225採用値がさ株は反動安に

■東京市場概況

3連休明けの米国市場では、NYダウは10ドル安と3日ぶりに小反落。米主要企業の10-12月期決算の内容が堅調なことから買いが先行したが、急ピッチの上昇が警戒され利益確定売りに押された。

東京市場では、米株安や円高進行を背景に売り優勢となった。ただ、取引時間中にドルが買い戻されたこともあって、日経平均株価は下げ渋った。

17日の東京市場は、前日の米国株市場でNYダウをはじめ主要指数が軟調だったことや、朝方に外国為替市場で1ドル=110円台前半の推移と円高が進行したことから主力株中心に逆風となった。前日に日経平均は大幅高で26年2ヵ月ぶりの高値を更新していたこともあって、利益確定の売りがかさみ、朝方に200円以上水準を切り下げる場面があった。もっとも、寄り前に発表された11月の機械受注統計が減少を見込んでいた市場コンセンサスを覆し増加したことや、来週金曜日から発表が本格化する企業の決算発表への期待感もあって押し目買い意欲も旺盛。取引時間中に為替市場でドルが買い戻されたことも手伝って日経平均は下げ渋った。

個別では、ファナック<6954>が安く、ソフトバンクグループ<9984>も軟調。ファーストリテイリング<9983>も下げた。三菱UFJフィナンシャル・グループ<8306>などメガバンクが売りに押され、SBIホールディングス<8473>も安い。セレス<3696>、GMOインターネット<9449>が急落したほか、NISSHA<7915>、ソルクシーズ<4284>、パソナグループ<2168>なども下落した。

半面、トヨタ自動車<7203>がしっかり、キーエンス<6861>が商いを伴い上昇した。TDK<6762>も強い動き。エスケイジャパン<7608>がストップ高、ヨシムラ・フード・ホールディングス<2884>も一時値幅制限いっぱいに買われた。M&Aキャピタルパートナーズ<6080>が値を飛ばし、レーザーテック<6920>も物色人気となった。

日経平均へのプラス寄与度上位5銘柄はTDK <6762> 、東エレク <8035> 、アドテスト <6857> 、資生堂 <4911> 、富士フイルム <4901> 。5銘柄の指数押し上げ効果は合計で約32円。

一方、マイナス寄与の上位5銘柄はファナック <6954> 、ファストリ <9983> 、ソフトバンク <9984> 、テルモ <4543> 、アステラス <4503> 。押し下げ効果は約84円。うち43円はファナック1銘柄によるもの。

東証33業種のうち上昇は10業種。上昇率の上位5業種は(1)機械、(2)食料品、(3)陸運業、(4)保険業、(5)その他製品。一方、下落率の上位5業種は(1)石油石炭製品、(2)鉱業、(3)鉄鋼、(4)銀行業、(5)海運業。

■個別材料株

△東建コーポ <1766>

「東南アジアでマンション開発に乗り出す」との報道。

△ブロンコB <3091>

今期経常は19%増で2期ぶり最高益更新へ。

△物語コーポ <3097>

12月既存店売上高は4.4%増で10ヵ月連続プラス。

△ウエルシア <3141>

株主優待制度の一部を変更。

△ミライアル <4238>

岩井コスモ証券が新規「B+」でカバレッジを開始。

△ディスコ <6146>

「4-12月期営業利益400億円」との報道。

△帝国電 <6333>

「ポンプ受注拡大を見込む」との報道。

△三菱電 <6503>

「18年度に2300億円の設備投資を計画」との報道。

△TDK <6762>

SMBC日興証券が目標株価を1万5000円へ引き上げ。

△ダイヤ電機 <6895> [東証2]

小型・軽量の絶縁双方向電力変換器を開発。

▼ヘリオス <4593> [東証M]

「iPS治療臨床研究で網膜に合併症」と発表。

▼バーチャレク <6193> [東証M]

東証が信用規制。

東証1部の値上がり率上位10傑は(1)SKジャパン <7608> 、(2)ヨシムラHD <2884> 、(3)M&Aキャピ <6080> 、(4)ベクトル <6058> 、(5)タカキタ <6325> 、(6)レーザーテク <6920> 、(7)ミロク情報 <9928> 、(8)アーク <7873> 、(9)星光PMC <4963> 、(10)インソース <6200>

値下がり率上位10傑は(1)セレス <3696> 、(2)GMO <9449> 、(3)SBI <8473> 、(4)DDHD <3073> 、(5)ランド <8918> 、(6)NISSHA <7915> 、(7)ジンズ <3046> 、(8)東京製鉄 <5423> 、(9)T&Gニーズ <4331> 、(10)パソナG <2168>

【大引け】

日経平均は前日比83.47円(0.35%)安の2万3868.34円。TOPIXは前日比3.43(0.18%)安の1890.82。出来高は概算で15億4140万株。値上がり銘柄数は620、値下がり銘柄数は1381となった。日経ジャスダック平均は4149.88円(12.47円安)。

[2018年1月17日]

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