NYの視点:アトランタ連銀、米Q4GDP成長率予測を3.4%へ引き上げ

経済
2018年1月19日 7時36分

米国のアトランタ連銀は2017年第4四半期国内総生産(GDP)の成長率予測を従来の3.3%から3.4%へ上方修正した。米連邦準備制度理事会(FRB)が17日に発表した12月鉱工業生産を受け、実質個人消費の成長見通しを3.8%から4.0%へ引き上げ。アトランタ連銀は米商務省に類似したモデルを使用していると見られており、その予測に市場の注目が度々集まる。米商務省は今月、26日に第4四半期のGDP速報値の発表を予定している。エコノミスト平均予想は前期比年率+2.9%。

2018年で退任をすでに発表しているNY連銀のダドリー総裁は、英国のフィナンシャルタイムズ(FT)紙とのインタビューで、2018年の米国経済が引き続き潜在的水準を上回る成長を示し、労働市場も引き続きひっ迫すると見ていることを明らかにした。トランプ政権が実施した税制改革は2018年度には影響を与えないが、長期的に経済が過熱する可能性があり、インフレの上昇が2%、2.1%、2.2%前後でとどまらない可能性もあると警告。FRBが予想以上に積極的な制御に動かざるを得なくなる可能性を指摘した。また、12月時点のFRBの見通しで、2018年の3回の利上げは非常に理にかなっているようだと述べた。米国経済や雇用の一段の拡大見通しで、ドルは下支えられると見る。

《CS》

提供:フィスコ

人気ニュースアクセスランキング 直近8時間

特集記事

株探からのお知らせ

過去のお知らせを見る
米国株へ
株探プレミアムとは
PC版を表示
【当サイトで提供する情報について】
当サイト「株探(かぶたん)」で提供する情報は投資勧誘または投資に関する助言をすることを目的としておりません。
投資の決定は、ご自身の判断でなされますようお願いいたします。
当サイトにおけるデータは、東京証券取引所、大阪取引所、名古屋証券取引所、JPX総研、ジャパンネクスト証券、China Investment Information Services、CME Group Inc. 等からの情報の提供を受けております。
日経平均株価の著作権は日本経済新聞社に帰属します。
株探に掲載される株価チャートは、その銘柄の過去の株価推移を確認する用途で掲載しているものであり、その銘柄の将来の価値の動向を示唆あるいは保証するものではなく、また、売買を推奨するものではありません。
決算を扱う記事における「サプライズ決算」とは、決算情報として注目に値するかという観点から、発表された決算のサプライズ度(当該会社の本決算か各四半期であるか、業績予想の修正か配当予想の修正であるか、及びそこで発表された決算結果ならびに当該会社が過去に公表した業績予想・配当予想との比較及び過去の決算との比較を数値化し判定)が高い銘柄であり、また「サプライズ順」はサプライズ度に基づいた順番で決算情報を掲載しているものであり、記事に掲載されている各銘柄の将来の価値の動向を示唆あるいは保証するものではなく、また、売買を推奨するものではありません。
(C) MINKABU THE INFONOID, Inc.