韓国、仮想通貨規制反対の請願に2０万人超賛同【フィスコ・ビットコインニュース】

韓国では、仮想通貨に対する規制に反対する請願への賛同が1月16日に20万人を超えた。同国では、30日以内に請願への賛同者が20万人を超えた場合、政府が回答することが義務付けられている。賛同者の数は、締め切りまで残り7日を残して1月19日時点で220,462人と、伸び続けている。

聯合ニュースの報道によると、昨年12月28日に大統領府である青瓦台のホームページ宛に「仮想通貨規制反対　政府は国民に一度でも幸せな夢を見させてくれたことはありますか」と題した請願が投稿された。請願者は「仮想通貨を違法使用する一部の人々、大金を投資して失った人々のせいで、一般の投資家まで違法な投機に加わったかのようにののしられた」と規制の動きを批判。「先進国では仮想通貨への投資で一段と発展を遂げている。妥当でない規制により韓国の経済が衰退しないよう願っている」などと書き込んだ。政府が回答する国民請願としては７件目になるようだ。

尚、請願では、政府が進めている実名取引システムや課税制度の導入には反対していないとの意思が表明されている。

韓国では、この請願のほかにも金融監督当局トップの解任を求める声が上がるなど、規制の動きに対する投資家の反発が強まっている。今後も引き続き動向に注視したい。

《MS》

提供：フィスコ