話題株ピックアップ【夕刊】(2):千代建、力の源HD、日本ライフL

注目
2018年1月23日 15時18分

■千代田化工建設 <6366>  908円  +34 円 (+3.9%)  本日終値

千代田化工建設<6366>が反発。きょう付の日刊工業新聞で「フランスの大手ガス会社であるエンジーと水素分野での連携に向け検討する」と報じられており、これを好材料視した買いが入った。記事によると、フランスでは水素を燃料として活用する「水素シティー」の構想が持ち上がっており、千代化が持つ水素の長距離輸送技術の活用を視野に入れるという。千代化では、日本国内で水素供給網の実用化を目指しているが、このノウハウを欧州にも展開することを目指すとしており、業績への貢献が期待されている。

■力の源ホールディングス <3561>  2,269円  +75 円 (+3.4%)  本日終値

力の源ホールディングス<3561>が続伸。この日、豪シドニー市内南部の街、サリーヒルズに22日、ラーメンダイニング「五行(GOGYO)」をグランドオープンさせたと発表しており、海外事業の強化を期待した買いが入った。「五行」は「呑んで、つまんで、麺で〆る」をコンセプトに2000年に福岡で誕生したラーメンダイニング。現在、西麻布、京都、名古屋、香港、福岡空港内に店を構えており、サリーヒルズ店は6店目としている。

■日本ライフライン <7575>  2,682円  +82 円 (+3.2%)  本日終値

日本ライフライン<7575>が大幅3日続伸。22日の取引終了後、同社が独占販売契約を締結し、国内販売に向けて準備を進めている独バイオトロニック社の薬剤溶出型冠動脈ステント「Orsiro(オシロ)」について、バイオトロニックジャパン(東京都渋谷区)が19日に薬事承認を取得したと発表しており、これを好材料視した買いが入った。現在、PCI(経皮的冠動脈形成術)治療では、薬剤溶出型冠動脈ステントの留置が主力だが、競争力の高い「Orsiro」を国内市場へ導入することで、19年3月期のマーケットシェア15%以上を目指す。また、薬剤溶出型冠動脈ステントを商品ラインアップに加えることで、PCI治療における医療機器をトータルに提供できる体制を整えるとしている。

■ホシザキ <6465>  10,640円  +290 円 (+2.8%)  本日終値

ホシザキ<6465>が5日続伸。三菱UFJモルガン・スタンレー証券が22日付で、投資判断を新規「オーバーウエート」、目標株価1万2500円でカバレッジを開始したことが好材料視されたようだ。同証券では、国内事業は飲食店以外の顧客開拓や製品ラインアップの拡充を通じて持続的な成長が続くほか、海外事業は17年12月期下期から売上高が底打ちしつつあり、米国やアジアを中心に持続的な成長を期待できると評価。同社の業績は16年12月期から17年12月期に踊り場を迎えたが、一時要因の影響が大きく、18年12月期からは再成長局面入りする可能性が高いとみており、17年12月期営業利益を358億円(会社予想354億円)と推定し、18年12月期営業利益予想を同395億円、19年12月期を同429億円と見込む。また、世界的に業界再編が進むなか、海外企業買収による成長も期待できるほか、19年以降にフロンガス排出規制強化の恩恵を受ける可能性も注目点としている。

■日経レバ <1570>  23,300円  +620 円 (+2.7%)  本日終値

NEXT FUNDS日経平均レバレッジ・インデックス連動型上場投信<1570>が大幅高で新高値。この日、日経平均株価が一時前日に比べ300円超の上昇となり2万4100円台を突破。1991年11月以来、26年2カ月ぶりの水準に上昇している。これを受け、NF日経レバも連動高となった。

■三井不動産 <8801>  2,911円  +77 円 (+2.7%)  本日終値

大手不動産株が高い。三井不動産<8801>や住友不動産<8830>、東京建物<8804>が昨年来高値を更新した。この日、日銀が発表した「経済・物価情勢の展望(展望レポート)」では、物価上昇率の2%達成の時期は19年度頃との見方が維持されたが、現状判断では「予想物価上昇率は、横ばい圏内で推移している」と10月の「弱含みの局面が続いている」から上方修正された。市場には「政府による“脱デフレ宣言”が年内にはあるのでは」との観測も出ている。こうしたなか、脱デフレ期待から不動産株を買う動きが強まっている。

■マキタ <6586>  5,230円  +130 円 (+2.6%)  本日終値

マキタ<6586>が高い。三菱UFJモルガン・スタンレー証券は22日、同社株のレーティングを新規「オーバーウエート」としてカバレッジを開始した。目標株価は6100円としている。同社は大手電動工具メーカーで、世界中に直販・サービス網を構築し、リチウムイオンバッテリー製品といった革新的な製品を先行的に投入することで着実に成長。業績も当面は2ケタ成長が継続すると予想している。

■サイバーエージェント <4751>  4,455円  +105 円 (+2.4%)  本日終値

サイバーエージェント<4751>が3日続伸。同社はきょう、小学生向けオンラインプログラミング学習サービス「QUREO(キュレオ)」の提供を2月19日から開始すると発表した。同社は、小学生向けプログラミング教育を行う専門子会社「CA Tech Kids(シーエーテックキッズ)」を2013年5月に設立するなど、プログラミング教育の分野にいち早く参入している。新たに開始するサービスは、グループのゲーム事業会社「アプリボット」とCA Tech Kidsとの共同事業で、楽しみながら学習できるよう、カリキュラム全体にゲーム性やストーリー性を持たせている。

■じげん <3679>  1,114円  +24 円 (+2.2%)  本日終値

じげん<3679>に一段高期待が膨らんでいる。同社は求人領域や不動産領域などの情報を一括検索できるサイトを運営。人手不足や「働き方改革」に取り組む企業からの求人関連需要が好調で収益拡大が続いている。18年3月期の連結営業利益は前期比約30%増の32億2000万円が見込まれているが、市場には35億円前後への増額修正期待が強い。19年3月期は40億円台への業績拡大が予想されている。昨年12月末に1対2の株式分割を実施。投資単位当たり金額の引き下げで、買いやすさが増している。中期経営計画では20年3月期の連結営業利益51億円を目標としている。先行き東証1部への市場変更も期待できる。(地和)

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